ヤマハ、べースアンプ専業ブランドAmpeg(アンペグ)の事業譲受
ヤマハは、ギター事業の戦略策定・実行を米国起点で行うための新組織として、Yamaha Guitar Group, Inc.(米国・カリフォルニア州、以下YGG)を2018年4月1日付けで発足。YGGは、ギター事業戦略の一環として、ベースアンプやベース用エフェクターの商品分野で世界的に知名度の高いAmpeg(アンペグ)ブランドの事業をLOUD Audio, LLC(米国・ワシントン州)から譲り受けることとなった。
Ampegは、1946年に楽器用アンプメーカーとして創業し、1960年代には世界初のリバーブ内蔵アンプや、当時としては最高出力のアンプを開発するなど、革新的でユニークな製品を音楽業界に送り出し、現在に至るまで世界中の多くのミュージシャンから支持され続けている米国のベースアンプ専業ブランド。
ヤマハグループでは、ベーシストに対し、主にエレクトリックベースを中心とした商品の提供を行ってきた。このたびのAmpegブランドの事業譲り受けにより、これまでヤマハグループでは十分に対応できていなかった、特に専門性が求められるベーシスト向け製品のラインアップを獲得し、幅広いソリューションを提供していく。
より幅広いニーズに応えるため、ヤマハ・Line 6・Ampegの3ブランドの強みを結集し、それぞれが培った技術やノウハウを生かした個性的かつ魅力的な新商品開発のみならず、より効率的なマーケティング活動を米国起点でスピーディーに展開することで、ギター事業のさらなる成長を実現していくとしている。