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アミューズ、平成30年3月期の営業利益は前年比37.7%減

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アミューズは5月11日、平成30年3月期連結決算を発表した。
 

アミューズ、平成30年3月期の営業利益は前年比37.7%減

同社グループの経営成績は営業収入472億8千3百万円(前年同期比6.6%減)、営業利益33億4千2百万円(前年同期比37.7%減)、経常利益32億3千7百万円(前年同期比38.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益18億8千7百万円(前年同期比6.7%減)となった。

大型コンサートツアーの増加によるイベント収入の増加、プレイスマネージメント事業の損失減少による増益要因はあったが、音楽パッケージ販売の減少や印税収入(新譜・旧譜)の減少、販売費及び一般管理費の増加などにより減収減益となった。

親会社株主に帰属する当期純利益に関しては投資有価証券の売却益により減益額が減少した。

セグメントの業績は、以下の通り。

アーティストマネージメント事業は、イベント収入は増加したが、商品売上収入(音楽パッケージ、グッズ・商品収入)や印税収入(新譜)が減少したため、営業収入409億6千9百万円(前年同期比5.8%減)、セグメント利益35億7千2百万円(前年同期比37.5%減)の減収減益となった。

メディアビジュアル事業は、番組制作収入は増加したが、映像作品販売収入や映像製作収入が減少したことなどにより、営業収入14億7千9百万円(前年同期比13.6%減)、セグメント損失9千3百万円(前年同期は6千2百万円のセグメント利益)の減収減益となった。

コンテンツ事業は、原盤印税、著作権印税の減少などにより営業収入25億6千1百万円(前年同期比20.0%減)、セグメント利益9億2千1百万円(前年同期比33.1%減)の減収減益となった。

プレイスマネージメント事業は、東京ワンピースタワーのグッズ販売収入が好調であったことなどにより営業収入22億7千2百万円(前年同期比1.5%増)、セグメント損失7千万円(前年同期は10億2千2百万円のセグメント損失)と若干の増収、前期に計上した減損損失により減価償却費の負担が少なくなり、大幅な利益改善となった。

同社グループは、次期の業績見通しとして、営業収入483億7千万円(前年同期比2.3%増)、営業利益31億円(前年同期比7.3%減)、経常利益32億円(前年同期比1.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益32億2千万円(前年同期比70.6%増)を計画している。

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