cero、新アルバムからインパクト大の新曲で自身初のエアモニ1位獲得【エアモニ】

今週、2018年5月23日発表のラジオ・オンエアチャート（集計期間：2018年5月14日〜2018年5月20日 プランテック調べ）では、ceroがニューアルバム「POLY LIFE MULTI SOUL」からの「魚の骨　鳥の羽根」にて自身初となる1位を獲得した。先々週に8位に初登場してから、先週5位、今週1位と、リリース週に合わせて理想的に推移。各エリアでのパワープレイを積み上げトータル200回越えのオンエアがみられた。

また、各地でのゲスト出演やコメントゲストでの登場も目立つなか、InterFMでは自身が2年前までDJを務めていた番組『Night Drifter』をリリース日の16日に復活。ラジオ番組ならではの自由かつマニアックな選曲で、同アルバムを作るにあたり聴き返した音楽を紹介。番組宛のメールでは親子揃ってファンであるというリスナーもいるなど、とても興味深い内容だった。

洗練された楽曲にのせ、女性コーラスが“魚の骨　鳥の羽根”と歌うなどインパクトのある歌詞も多くのリスナーの耳をとらえたことだろう。結果、セールスも大好調のようだ。

2位は、森星出演の資生堂「アネッサ」CMソングとしてもお馴染みのNulbarich「Kiss You Back」が、4月30日〜5月6日週に初登場11位→先週8位から推移。また、同着2位のTWICEの3rdシングル「Wake Me Up」は、4月23日〜4月29日に35位に初登場してから17→24→2位と上下しつつ、両曲ともに16日リリースに合わせてオンエア数を伸ばした形だ。

なおTWICE「Wake〜」については今週最多のリクエストを集めていたため、次週も安定したオンエア数がみられるだろう。

Ryu Matsuyama、地区毎にオンエア曲を変え2曲同時上位へ

ピアノスリーピースバンド、Ryu Matsuyamaが16日にリリースしたメジャー・デビュー・アルバム「Between Night and Day」から、「Footsteps」（12位）、「City」（34位）が上位に同時チャートインした。両曲とも4月30日〜5月6日週に同時にチャート初登場した際、前者は大阪と北海道エリアのみ、後者は関東と九州エリアのみと、地区毎にキッパリ2分したオンエアがあると、その後徐々にオンエアエリアを広げつつ今週の結果に至っている。17日放送のJ-WAVE『SONAR MUSIC』に出演した際には、ナビゲーターを務めている水野良樹（いきものがかり）から絶賛されるなど、今後さらなる注目が期待される。

チャーリー・プース、新ALからFMライクな4曲が同時チャートイン

チャーリー・プースのニューアルバム「ヴォイスノーツ」から、「ダン・フォー・ミー feat.ケラーニ」（9位）、「ザ・ウェイ・アイ・アム」（39位）、「ハウ・ロング」（95位）、「チェンジ feat.ジェイムス・テイラー」（183位）と、4曲が同時にチャートインしていることに注目。既に日本でも人気のあるアーティストながら、そのFMライクな楽曲群も各局からバックアップを得られた要因のひとつだろう。昨年のエド・シーランに次ぐ洋楽ロングヒット作となることにも期待したい。

故・西城秀樹 追悼でオンエア急伸、4曲がTOP200にチャートイン

今週、西城秀樹の訃報が伝えられると17日より関連曲のオンエア数が急伸。各局・各番組が様々な楽曲とともに追悼した。中でも一番オンエア数が多かったのは、「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」（19位）だ。また、「ブルースカイブルー」（39位）、「走れ正直者」（99位）は「傷だらけのローラ」（121位）を上回るオンエアがみられ、「ブルースカイブルー」については関連曲中もっともリクエスト数が多かった。ちなみに西城さん曲のオンエアは今週トータルで270回を超え、曲数にすると実に53曲におよんだ。日本の音楽史に大きな足跡を残してきたことを改めて認識させられた。
 

ラジオ・オンエアモニタリング（エアモニ）・ランキング
調査基準：本ランキングは下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を対象に調査・集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。