ソニー 2018年4月〜6月期、営業利益が24%増の1,950億円
ソニーは7月31日、2018年度 第1四半期連結業績(2018年4月1日〜2018年6月30日)を発表した。
当第1四半期の売上高は前年度から5%増の1兆9,536億円、営業利益は前年同期比から24%増の1,950億円、同社株主に帰属する当期純利益は前年度から2.8倍となる2,264億円となった。
2018年度の連結業績見通しは、売上高を前年度から4%増の8兆6,000億円(従来予想は8兆3,000億円)、純利益を5,000億円(従来予想は4,800億円)に引き上げ、営業利益を従来予想の6,700億円に据え置いた。
音楽分野では、前年度から8%の増収となる1,815億円、営業利益は71億円増益の321億円を計上した。
この増益は、モバイル機器向けゲームアプリケーション「Fate/Grand Order」が引き続き好調だったことによる映像メディア・プラットフォームの増収、音楽制作におけるストリーミング配信売上の増加などによるもの。
音楽分野の7月時点見通しは、4月時点より売上高を100億円上方修正した7,600億円、営業利益を30億円上方修正した1,150億円に引き上げた。
売上高は、主に為替の影響により4月時点の見通しを上回る見込み。営業利益は、当年度第1四半期にEMIミュージック・パブリッシングの新株予約権関連費用及びマネジメントインセンティブ費用による持分法の投資損失を計上したが、主に費用改善の効果が見込まれることや為替の好影響により、4月時点の見通しを上回る見込みだとしている。