南米発CNCOが首位奪還、バンプ新曲がリクエスト最多で2位発進、リスナー基盤の厚いあいみょんが3週連続TOP10入り【エアモニ】
今週、2018年8月1日発表のラジオ・オンエアチャート(集計期間:2018年7月23日〜2018年7月29日プランテック調べ)では、南米発のボーイズ・グループCNCOの「恋のレゲトン・レント」が3週ぶりに首位へ返り咲いた。
6月18日〜6月24日チャートにて181位でデビューしてから、今週含め直近4週では常に4位以上をキープしている。同曲が収録された本邦デビューアルバム「CNCO(ジャパン・エディション」の7月25日リリースに合わせて1位奪還となる、理想的なチャートアクションをみせた。
2位にはBUMP OF CHICKEN注目のデジタルシングル「望遠のマーチ」が初登場した。パワープレイへの選出がないなかでの大量オンエアで、1位との差はわずか2回。調査対象32放送局中、31局で1回以上オンエアされ、リクエスト数も今週最多数が集まるなど流石の注目度だ。
同曲は俳優・坂口健太郎が出演するスマートフォン向けゲーム「妖怪ウォッチ ワールド」のテレビCMソングとなっており、同CMも今週関東のみで100回近くの大量投下がなされている。広い範囲で聴かれた結果、セールスの方もすこぶる好調のようだ。
3位は山下達郎の新曲「ミライのテーマ」だ。先週1位からのダウンながら、チャートイン以来5週にわたり常に6位以上をキープ。こちらも31放送局でオンエアされていることに加え、2位のBUMP OF CHICKENと同着となる最多リクエスト数を集めていることから、制作側とリスナー両サイドから長期にわたって高い支持を受けていることがわかる。
地道なラジオプロモーションで安定した支持層確保する“あいみょん”、3週連続TOP10圏内に
今週9位のあいみょん「マリーゴールド」は、7月2日〜7月8日チャートに13位で初登場して以来、8位→10位→9位と3週にわたってTOP10圏内をキープしている。兵庫県出身のシンガーソングライターによる同5thシングルは、パワープレイへの選出がないなか安定したオンエア数を確保しつつ、またチャート初登場時より常に安定した数のリクエストが集まっている点にも注目したい。2016年のメジャー・デビュー時から積極的なラジオプロモーションを継続してきたことで、リスナーによる支持基盤がしっかり形成されているのだ。
先行されているデジタル配信のセールスもなかなかの様子。8月8日リリースに向け、次週以降のチャートアクションにも期待できるだろう。
花火、お祭り、夏の恋…風物詩を歌った楽曲にリクエストが殺到
引き続き夏ソングがチャートを彩るなか、今週は各地で始まった花火大会や夏祭りに伴い、夏の風物詩を描いた楽曲が上昇している。チャートイン6週目となる杏沙子の新曲「花火の魔法」(5位)をはじめ、Mr.Children「HANABI」(18位)、DAOKO × 米津 玄師「打上花火」(33位)、aiko「花火」(60位)、ビッケブランカ「夏の夢」(69位)、ポルノグラフィティ「ミュージック・アワー」(82位)、椎名 林檎「長く短い祭」(94位)、Whiteberry「夏祭り」(110位)、ケイティ・ペリー「ファイヤーワーク」(164位)などには、総じて複数のリクエストが集まった。
RADIO ON AIR DATA(集計期間:2018年7月23日〜2018年7月29日)
1.恋のレゲトン・レント / CNCO
2.望遠のマーチ / BUMP OF CHICKEN
3.ミライのテーマ / 山下 達郎
4.壮年JUMP / サザンオールスターズ
5.花火の魔法 / 杏沙子
6.ブルー・ライツ / ジョルジャ・スミス
7.It’s all in the game / Qyoto
8.青と夏 / Mrs.GREEN APPLE
9.マリーゴールド / あいみょん
10.Let Me Know / Perfume
ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング
調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。