サザン新曲が驚異的なオンエア数で1位、あいみょん更に善戦、清涼感のある80’s名曲にリクエスト加熱【エアモニ】
今週、2018年8月8日発表のラジオ・オンエアチャート(集計期間:2018年7月30日〜2018年8月5日プランテック調べ)では、サザンオールスターズの「壮年JUMP」がチャートイン4週目でついに首位を獲得した。7月9日にオンエア解禁されると、同9日〜15日週チャートにて3位に初登場。その後、2週にわたり4位をキープし今週1位へのぼりつめたかっこうだ。
一週間で475回という驚異的なオンエア回数を記録している点にも注目したい。全国区で大量のオンエアを重ね、地区別チャートでは全エリアを制覇。リクエストも相当数を集めて今週ダントツで最多となり、結果、総合チャートでは2位とトリプルスコア以上の大差をつけての堂々1位だ。
8月1日リリースのアルバム「海のOh, Yeah!!」のセールスも絶好調のようだが、今週のラジオチャートTOP200には同収録外の曲も複数チャートイン。計12曲がサザンの曲だったことも特筆すべきだろう。
2位はMrs.GREEN APPLEの映画『青夏 きみに恋した30日』主題歌「青と夏」が、先週8位から上昇した。7月9日〜15日チャートで49位に初登場後、10位→8位→2位と8月1日リリースにあわせて理想的な推移をみせた。調査対象32局中31局で1回以上オンエアされており、こちらはサザンと同じ結果に。また、同映画の挿入歌で同7thシングルのカップリング曲「点描の唄 feat.井上苑子」も今週154位に初登場している。
3位はBUMP OF CHICKENのデジタルシングル「望遠のマーチ」が先週2位からのダウン。リリース週の翌週ながら依然として多数局からのバックアップを受け、パワープレイへの選出がないものの広い範囲でオンエアを積み重ねた。
あいみょん「マリーゴールド」が更に上昇、ノンパワープレイながら4週連続TOP10入り
先週も触れたあいみょん「マリーゴールド」が今週、さらに上昇し6位にチャートインした。7月2日〜8日週に13位で初登場して以来、8位→10位→9位→6位と4週連続でTOP10圏内をキープ。リクエスト数も順調に増え、今週、初登場以来最多となる数が集まった。
メジャー・デビュー時から積極的かつ地道なラジオプロモーションを継続してきたあいみょん。8月8日リリースに向け次週のチャートアクションも期待できるなか、5枚目のシングルとなる本作がどの位リスナーに響くのか、そのセールスにも期待したい。
夏ソングにリクエスト加熱、清涼感のある80’sの名曲も多数急上昇
引き続き夏ソングへのリクエストが加熱するなか、リリースからおよそ10年以上経つ歴代の名曲も急上昇してきた。今週特にリクエスト数が急伸したのは、DREAMS COME TRUE「あの夏の花火」、ゆず「夏色」、Sentimental Bus「Sunny Day Sunday」、松任谷 由実「真夏の夜の夢」、ケツメイシ「夏の思い出」、山下 達郎「僕らの夏の夢」、真心ブラザーズ「サマーヌード」といった90年代以降の曲のほか、山下 達郎「LOVE LAND,ISLAND」「高気圧ガール」「踊ろよフィッシュ」、杉山 清貴&オメガトライブ「ふたりの夏物語」、石川 優子&チャゲ「ふたりの愛ランド」といった80年代の名曲も台頭している。
90年以降の曲は少し切なさを加味した曲が多いなか、80年代の曲は一様にテンポ良く清涼感のあるサウンドが特徴だ。音づくりの核を担うシンセサイザーが広く普及し始めた時代背景もあるのだろうが、その爽やかな名曲群がリスナーのシチュエーションとマッチし、リリースから30年以上経った今日でもこの季節に求められるのだろう。
RADIO ON AIR DATA(集計期間:2018年7月30日〜2018年8月5日)
1.壮年JUMP / サザンオールスターズ
2.青と夏 / Mrs.GREEN APPLE
3.望遠のマーチ / BUMP OF CHICKEN
4.歓びの陽 / SHE’S
5.もし君を許せたら / 家入 レオ
6.マリーゴールド / あいみょん
7.恋のレゲトン・レント / CNCO
8.ミライのテーマ / 山下 達郎
9.ロングホープ・フィリア / 菅田 将暉
10.ソウルメイト / ジャスティン・ティンバーレイク
ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング
調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。
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