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ブレイク有力新人が遂に首位へ、ドラマ視聴率とオンエア曲の関係性が露骨に、多数ビッグネームの新曲が初登場【エアモニ】

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今週、2018年9月26日発表のラジオ・オンエアチャート(集計期間:2018年9月17日〜2018年9月23日 プランテック調べ)では、4人組UKインディー・ロックバンド、ペール・ウェーヴスの「エイティーン」が1位を獲得した。チャートイン以降、徐々に順位を上げていき先週2位からついに頂点に立った。

今年のブレイク有力新人として世界的に注目されているペール・ウェーヴス。日本でも各地のラジオ局が早くからオンエアを開始し、複数局が9月度のパワープレイに選出。7月23日〜29日チャートで164位に初登場して以降、50位→43位→17位→39位→13位→3位→2位→1位と順調に推移し、チャートイン9週目での1位獲得だ。FMライクな80’s風ポップサウンドはリスナー受けも良いことだろう。日本でのブレイクも期待したい。

2位はYUKIのニューシングル「トロイメライ」が先週17位からのジャンプアップ。同シングルの9月19日リリースを受け、また、主題歌として書き下ろした映画『コーヒーが冷めないうちに』公開週ともあり、テレビCMほか各メディアでも露出が急増。広い範囲で聴かれたことだろう。

3位は高橋 優の20thシングル「ありがとう」が先週14位からの浮上だ。上位3曲中、唯一パワープレイによるオンエアは皆無。ところが、主題歌となった映画『パパはわるものチャンピオン』の紹介とともにオンエアされるケースも複数あるなか、調査対象となるFM/AM32局全ての放送局で1回以上オンエアされるという快挙は特筆すべきだろう。全国各地の放送局からバックアップを受けた結果、セールスの方も好調のようだ。

最終回を迎えたドラマ関連曲、視聴率がラジオチャートにも影響及ぼす

今週も7-9月期のTVドラマが続々最終回を迎えるなか、関連曲のチャート推移にユニークな動きが見られた。特に高視聴率を記録した『義母と娘のブルース』と『グッド・ドクター』は、主題歌のオンエア数も増加。リクエスト数が急増したこともあり、MISIA「アイノカタチ feat.HIDE(GReeeeN)」は先週54位から25位へ、androp「Hikari」は76位から56位へと上昇した。その反面、視聴率が芳しくなかったドラマの関連曲はオンエア数も減少傾向にあり、ドラマとタイアップ曲に対する注目度が比例する結果となった。視聴者/リスナーのニーズがラジオ局の選曲にも大きく影響するのだ。

洋邦ビッグネーム達の新曲が続々チャートイン

毎週何らかの新曲がチャートに初登場するなか、今週はいわゆるビッグアーティスト達の新曲が目立った。そのなかで最上位となるMr.Children「Your Song」は、ニューアルバム「重力と呼吸」収録曲であるとともに、デビュー曲から同最新アルバムの全楽曲の歌詞を収録した全曲詩集『Your Song』のタイトル曲で、今週6位に初登場。いずれも10月3日リリースとあり、今後もオンエア数を伸ばすだろう。

その他、注目のビッグネームによる新曲は下記のとおりだ。

ブラック・アイド・ピーズ「ビッグ・ラヴ」(22位)、アヴリル・ラヴィーン「ヘッド・アバーヴ・ウォーター」(29位)、マライア・キャリー「GTFO」(29位)、チェインスモーカーズ「ディス・フィーリング feat.ケルシー・バレリーニ」(83位)、ASIAN KUNG-FU GENERATION「ボーイズ&ガールズ」(118位)、ミューズ「サムシング・ヒューマン」(118位)、シェール「ギミー!ギミー!ギミー!」(128位)、レニー・クラビッツ「5 モア・デイズ・ティル・サマー」(128位)、布袋 寅泰「202X」(128位)、ももいろクローバーZ「あんた飛ばしすぎ!!」(177位)、ロッド・スチュワート「ディドント・アイ」(177位)

RADIO ON AIR DATA
(集計期間:2018年9月17日〜2018年9月23日)
1.エイティーン / ペール・ウェーヴス
2.トロイメライ / YUKI
3.ありがとう / 高橋 優
4.ソングライン / くるり
5.アイデア / 星野 源
6.Your Song / Mr.Children
7.Gotta Find A Light / FIVE NEW OLD
8.BDZ / TWICE
9.カム・オン・トゥ・ミー / ポール・マッカートニー
9.フェイトンに告ぐ / 嘘とカメレオン

ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング
調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。

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