デジタル・ラボラトリー、放送に利用できる音源サーバシステムを提供 音源選択の簡略化&CD保管の省スペース化を推進
デジタル・ラボラトリーは、レコード会社から許諾を受けた音源を放送利用するための機能を追加した、音源サーバシステム「ミュージック・ラテ サウンドボックス(以下、サウンドボックス)」の提供を10月1日より開始した。
サウンドボックスは、放送局の音楽利用を支援するシステム「ミュージック・ラテ」ブランドの製品の1つで、CD・レコード音源を局内のサーバに登録(一次固定)し、放送に利用できる音源サーバシステム。
許諾を受けた音源は、「ミュージック・ラテ音源(以下、ML音源)」としてデジラボが保管、サウンドボックスの契約放送局は、自社保有の音源と同様に検索や試聴ができ、ダウンロード機能を利用してML音源を取得し放送に利用できる。
またML音源ダウンロード機能を含めたサウンドボックスの新機能に関し、FM NACK5とデジラボは、2017年秋より放送現場での利用方法に関する情報交換やユーザビリティ検証、共同開発を進めており、FM NACK5はサウンドボックスの採用を決定し、9月末から放送番組内でのテスト運用ののち全番組への本格利用を開始する。
デジラボは、サウンドボックスを放送局の資産である「レコード室で保管したCD・レコード」と「今後増え続ける新しい音楽」の有効活用を支援する製品と位置づけ、また著作権報告システム「ミュージック・ラテ ライツレポート」と連携させ、楽曲の検索から放送への利用、そして放送後の著作権報告まで行える一貫したシステムとして展開する。
FM NACK5は、ML音源ダウンロード機能を搭載したサウンドボックスを採用することにより、今後増え続ける新しい音源や自社保有のCD・レコードをサーバに蓄積し、社内の音源管理や制作現場での音源の選択の簡略化、番組内容登録の省力化、CD保管の省スペース化を進めるとしている。