ヤマハ 2018年4月〜9月期、対前年同期増収・2桁増益
ヤマハは11月1日、2019年3月期 第2四半期連結業績(2018年4月1日〜9月30日)を発表した。
2019年3月期第2四半期の売上高は、楽器事業とその他の事業で販売が好調に推移したことから、前年同期に対し48億円(2.3%)増加の2,146億円となった。損益については、営業利益は前年同期に対し46億円(19.1%)増加の285億円、経常利益は50億円(20.4%)増加の298億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は、22億円(11.4%)増加の219億円となった。
楽器事業の売上高は、前年同期に対し48億円(3.6%)増加の1,390億円、営業利益は50億円(29.9%)増加の216億円となった。アコースティックピアノの販売が欧州を除く全ての地域で好調に推移した。デジタルピアノは中国と北米で、ポータブルキーボードは欧州、中国で売上げを伸ばした。管楽器は全ての地域で堅調に推移したほか、ギターは北米、中国およびその他の新興国での販売が伸長した。
音響機器事業の売上高は、前年同期に対し11億円(1.8%)減少の565億円、営業利益は5億円(10.0%)減少の47億円となった。オーディオ機器は北米、日本、中国での販売が振るわなかったが、PA機器の売上げは堅調に推移した。
その他の事業の売上高は、前年同期に対し11億円(5.9%)増加の191億円、営業利益は1億円(6.0%)増加の22億円となった。これは、FA機器と自動車用内装部品の販売が好調に推移し、売上げを伸ばした。
2019年3月期連結業績予想は、5月1日公表時の、売上高4,420億円(前期比2.1%増)、営業利益550億円(前期比12.6%増)、経常利益550億円(前期比11.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益400億円(前期比26.4%減)を据え置いた。
営業利益550億円は2018年3月期の488億円を更新、経常利益550億円は2004年3月期の510億円を更新し、いずれも過去最高益となる。