レコ協、身体障害者施設や災害放送局など計379ヶ所に8,152枚のCDを寄贈

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日本レコード協会は、社会福祉法人全国社会福祉協議会および日本図書館協会協力のもと、2018年度「レコード寄贈事業」を実施し、10月30日から11月4日まで実施した「MUSIC WEEK」に合わせ、全国379ヶ所の施設へ8,152枚の音楽CDを寄贈した。

同事業は、音楽によって明るい生活を送られることを願い全国の福祉厚生、療養施設などへ音楽CDを寄贈するもので、1963年より継続的に実施しているもの。今年度で第56回目の実施となり、これまでに累計約100万枚(巻)を超える音楽CD等の寄贈を行っている。

2011年度からは、音楽を通じた復興支援を願い、東日本大震災被災地などの臨時災害放送局や東北3県の図書館に対しても寄贈しており、今年度は、9月6日に発生した北海道胆振東部地震被災地に向けた支援として、北海道勇払郡(ゆうふつぐん)厚真町(あつまちょう)に9月20日に開局した臨時災害放送局「あつまさいがいエフエム」、および北海道勇払郡(ゆうふつぐん)安平町(あびらちょう)のエリア放送「あびらチャンネル」へも音楽CDを寄贈した。

関係者からは、「地震によって多くの音楽CDが損傷してしまいました。今回のCDで、災害支援情報の提供にとどまらず、放送によって町民が好きな歌を楽しむことで元気を取り戻すきっかけとしたいです」「懐メロからアニソンなどバラエティ豊富なCDを頂き、リクエストに応えらえる地盤が出来つつあります。今回のCDを有効に活用します」とのコメントが届いているそうだ。
 

2018年度「レコード寄贈事業」寄贈先(計379ヶ所)

全国の身体障害者施設…286ヶ所
(東日本大震災被災地)図書館…91ヶ所
(北海道胆振東部地震)臨時災害放送局等…2ヶ所