「ぴあ」がスマホアプリで本創刊、2011年の休刊からパワーアップ

ビジネス

ぴあは、2011年に休刊したエンタテインメント情報誌『ぴあ』の流れをくむ新しいメディアを、スマートフォンアプリ「ぴあ」として11月29日に本創刊した。

かつて情報誌『ぴあ』が提供したエンタテインメントとの“偶然の出会いと発見”を再び提供するだけでなく、デジタル化・インターネット化による機能性・利便性を加えている。情報誌『ぴあ』の復活でもあり、まったく新しい「ぴあ」の誕生でもある。

2011年の情報誌『ぴあ』休刊時に当時の熱烈なファンと約束した、“役割をみつけたら再び戻ってくる”が、2018年末、実現した。

本サービスでは、情報誌『ぴあ』同様、メジャー・マイナーに関わらず、すべてのエンタメ情報を公平に、網羅的にすべて、紹介する。また、瞬間的に「いま」「ここ」で行われているイベントの情報が一覧で表示される、ぴあ式の新しい検索機能「今すぐぴあする」や、エンタメの目利き&ツウのオススメ「水先案内人」企画で、人々とエンタメとの、“さらに進化した偶然の出会いと発見”を提供する。

また、チェックひとつでエンタメ情報のリマインダーや鑑賞記録が作成できる「マイノート」や、好きなアーティスト、俳優などの最新情報を見逃すことなくチェックできる「マイごひいき」などの新しい機能はもちろん、読者と編集部・読者同士のコミュニケーションの場(投稿コーナー)「はみだしYOUとPIA」や、映画館や美術館の入場料金割引クーポン「マルぴ」も、デジタルならではの機能・利便性を加えて復活。アプリの起動画面は情報誌『ぴあ』の表紙を長年にわたって描いてきた及川正通先生による、描きおろしの新作が毎月更新される。

“「ぴあ」がアプリで再び!”にあたっての、お祝いコメントも到着している。

三谷幸喜(劇作家、演出家、映画監督)コメント
ほら、絶対戻って来ると思ってた。
言ってたよね、言ってたよね。
だってそうじゃないと、やっぱり、ねえ。

及川正通(イラストレーター)コメント
しばらく冬眠をむさぼっていた僕は、揺り起こされて、デジタルとして甦った。
『ぴあ』の表紙を再び絵描くことになりました。世の中デジタルの時代に
移りはしたものの、そこに存在するスターたちはよりホットに感性豊かに
躍動しています。そんな時代の「顔」を熱くパロデックに描けたら、
また「ぴあ」の続きが始まります。
「それにしても直美はエネルギッシュ!」

 

「ぴあ」創刊号の表紙

“ぴあ”の名前の由来
『ぴあ』の創刊当時(1972年)は、情報誌という言葉すらなかった時代。「既存の言葉に雑誌のイメージを縛られたくない」と、あえて意味のない言葉を雑誌名にしたという。将来的に多くの方々に受け入れられる雑誌になったときに初めて、読者の方に具体的な意味やイメージを持ってほしいという思いから名付けたものだとのこと。

関連タグ