直近1年間の有料音楽配信サービス利用者、DLが8%、ストリーミングが5.7%〜マイボイスコム調べ
マイボイスコムは、第11回となる「音楽ダウンロードの利用」に関するインターネット調査の結果を発表した(集計期間:2018年11月1日〜5日/回答:10,408件)。
1ヶ月あたりの音楽にかける金額は「0円」が全体の76.2%。これを除いた、音楽にお金をかけている人の比率は、全体の2割強となった。10・20代では4割、50〜70代では各1〜2割と、若年層での比率が高い傾向だ。「月に500円未満」が全体の12.5%となっている。
直近1年間に利用したサービスは「音楽ダウンロードサービス・無料」が全体の13.5%、「音楽ダウンロードサービス・有料(1曲単位で購入)」が8.0%、「定額制音楽配信サービス(聴き放題・ストリーミング配信。Spotify、Amazon prime、AppleMusicなど)」が5.7%。
10・20代では「無料の音楽ダウンロードサービス」が3割弱、「音楽ダウンロードサービス・有料(1曲単位で購入)」が約15%、男性10・20代では「定額制音楽配信サービス」が2割弱で、他の層より高くなっている。
直近1年間の有料音楽ダウンロードサービス利用者(全体の約8%)が利用したサービスは、iTunes Storeが46.5%。Amazon music デジタルミュージックが25.8%、レコチョク、mora、dミュージックが各1割強となっている。
直近1年間の有料音楽ダウンロードサービス利用者の1ヶ月あたりのサービス利用金額は「月に100円〜300円未満」がボリュームゾーンとなった。
直近1年間の有料音楽ダウンロードサービス利用者の、選定時の重視点は、「好きなアーティストの曲が充実している」が49.7%、「最新の曲が充実している」「曲の検索がしやすい」「懐かしい曲が充実している」「幅広いジャンルの曲が充実している」などが、各3〜4割。「好きなアーティストの曲が充実している」「試聴が充実している」などは、女性での比率が高くなっている。
有料音楽ダウンロードサービス利用意向(「有料の音楽ダウンロードを利用したい(1曲単位で購入)」「どちらも利用したい(有料の音楽ダウンロード・定額制音楽配信の両方)」の合計)は12.7%。若年層での比率が高い傾向で、10・20代では各2割となる。
定額制音楽配信サービス利用意向(「定額制音楽配信サービスを利用したい(聴き放題・ストリーミング配信)」「どちらも利用したい(有料の音楽ダウンロード・定額制音楽配信の両方)」の合計)は8.7%。「上記のような、有料での音楽配信・ダウンロードサービスは利用したいと思わない」は全体の64.1%となっている。
回答者のコメント
有料音楽ダウンロード・定額制音楽配信サービス利用意向の理由
有料音楽ダウンロード
・アーティストでなく曲で選ぶから好きな曲だけで充分(男性 42歳)
・定額制は曲数などが豊富過ぎて、もてあましそう。(男性 38歳)
・通信費が高いからまだストリーミング配信はしたくない、事前ダウンロードとか有れば使いたい(男性 24歳)
定額制音楽配信サービス
・常に音楽を聴いているので、定額制で楽曲が充実しているようなサービスは歓迎です。(女性 44歳)
・聴き放題だと、自分の知らない音楽に出会うチャンスがあるから。(男性 46歳)
・データを貯める場所や容量、管理が面倒なのでストリーミングで充分。(男性 53歳)
どちらも利用したい
・購入するのは、SACDが出ていないハイレゾ音源。流し聴きするのはアマゾンプライムミュージック。(男性 48歳)
・定額制は便利だが、本当に聞きたい曲が聞けないことが多いので。それを補完する意味合いで有料ダウンロードサービスは必要だと考えているので。(男性 53歳)
利用したいと思わない
・聴くミュージシャンが決まっているのでCDやDVDを購入する。(女性 56歳)
・ダウンロードせずともYouTubeで満足できるから。(女性 29歳)
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