Billboard JAPAN HOT ALBUMS(12/24付)、RADWIMPS「ANTI ANTI GENERATION」が総合アルバム首位 クイーン旋風は止まらず
2018年12月24日付(集計期間:2018年12月10日〜12月16日)の総合アルバム・チャート“HOT ALBUMS”では、RADWIMPSの約2年ぶり、通算9枚目のオリジナル・アルバムとなる「ANTI ANTI GENERATION」が総合首位を獲得した。
ONE OK ROCKのTakaやあいみょんらも参加した「ANTI ANTI GENERATION」は、初週73,661枚を売り上げてCDセールス1位、14,377DLを売り上げてダウンロード1位、さらにはルックアップでも1位となり、当チャートを構成する全指標でトップをマーク。これは、宇多田ヒカル「初恋」が2018年7月9日付チャートで達成して以来、24週ぶりの快挙となる。
続く総合2位は、DA PUMPの12年ぶりベストで、現体制となってからは初のアルバム作品となる「THANX!!!!!!! Neo Best of DA PUMP」が獲得。2018年を代表するヒット曲の一つとなった「U.S.A.」と2014年発売シングル「New Position」を除く全収録曲がボーカル再レコーディングされた本作は、49,784枚を売り上げてCDセールス2位をマーク。他指標ではダウンロード6位、ルックアップ13位と少々伸び悩んだが、総合順位ではCDセールスでの優位をなんとか守り切った形だ。
前週総合1位を獲得したコブクロ「ALL TIME BEST 1998-2018」は、2週目にして32,837枚を売り上げてCDセールス1位、3,229DLを売り上げてダウンロード3位と、根強い販売力を維持して、当週は総合3位に。ルックアップは8位だが、12月22日にレンタルショップでの取り扱いがスタートするので、こちらも次週以降に再浮上するかもしれない。
映画の大ヒットも後押しして、本格的に再評価され始めたクイーン。当週は4位に「ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)」、5位に「クイーン・ジュエルズ」、6位に「グレイテスト・ヒッツ」、35位に「プラチナム・コレクション」、50位に「グレイテスト・ヒッツ VOL.2」、66位に「オペラ座の夜」、69位に「ジュエルズII ヴェリー・ベスト・オブ・クイーン」、95位に「クイーンII」がそれぞれチャートイン。実に計3作がトップ10入り、100位内には8作がエントリーした。
リバイバル・ヒットの火付け役となった映画「ボヘミアン・ラプソディ」のサントラは、当週20,134枚を売り上げてCDセールス4位、累計はついに10万枚の大台に乗った。また、ダウンロードは5,911DLで2位となっており、この指標では6週連続でトップ5内をキープ。フィジカル、デジタルの両面でロング・セールスを記録している。
様々なメディアを介してクイーンの音楽が聴かれていることは、彼らの楽曲が多数チャートインしているソング・チャート“JAPAN HOT 100”を見ても分かる通り。デジタル・メディアの発達に伴う音楽聴取方法の多様化に、映画×音楽というメディア・ミックス的な要素も加わることで、今回の“クイーン旋風”はまさしく現代的なヒットのモデル・ケースとなったと言えるだろう。
【HOT ALBUMS】トップ20
1位「ANTI ANTI GENERATION」RADWIMPS
2位「THANX!!!!!!! Neo Best of DA PUMP」DA PUMP
3位「ALL TIME BEST 1998-2018」コブクロ
4位「ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)」クイーン
5位「クイーン・ジュエルズ」クイーン
6位「グレイテスト・ヒッツ」クイーン
7位「BOOTLEG」米津玄師
8位「JAPRISON」SKY-HI
9位「Love Collection 2〜pink〜」西野カナ
10位「Love Collection 2〜mint〜」西野カナ
11位「「7」」ナオト・インティライミ
12位「神仏をいつも身近に感じるために〜心澄ませ、気運を高める〜」(オムニバス)
13位「Love Shot」EXO
14位「私的旅行」DAOKO
15位「WESTV!」ジャニーズWEST
16位「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム スペシャルユニットドラマCD 音也・藍・ヴァン」一十木音也(寺島拓篤),美風藍(蒼井翔太),桐生院ヴァン(高橋英則)
17位「没落」ぼくのりりっくのぼうよみ
18位「アンコール」back number
19位「THE BEST OF RAINBOW」虹のコンキスタドール
20位「imaginism」Kiss Bee