JASRAC、2019年3月分配期に限り管理手数料実施料率の一部を引き下げ
日本音楽著作権協会(JASRAC)は、著作物使用料等を作詞者・作曲者・音楽出版社等の権利者に分配する際に控除する管理手数料の実施料率を、2019年3月分配期に限り、下表のとおり引き下げることを発表した。
JASRACは、一般会計の収支を単年度決算とし、収支差額金が生じた場合は翌年度に権利者へ分配することとしているが、決算時に収支差額金となることが確実に見込まれる部分については、できる限り早く権利者に還元するとしている。
2018年度(4月〜3月)は、経常収益(著作物使用料の分配の際控除する管理手数料)が予算を上回り、経常費用(業務遂行に要する事業費・管理費)が予算を下回る水準で推移していることから、年4回行っている分配のうち、年度内最後の分配期となる2019年3月分配期に適用する実施料率を引き下げることとなった。
対象となる使用料の区分は、「演奏等」「放送等」「業務用通信カラオケ」「インタラクティブ配信」となっている。
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