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スペシャ 2018年4月〜12月期、経常利益が前年同期比61%減の2.4億円

ビジネス

スペシャワーネットワークが、2019年3月期第3四半期の連結業績(2018年4月1日〜12月31日)を発表した。

売上高は、前年同期比3億946.3万円減(同2.7%減)の111億6343万円となった。また、営業利益は前年同期比3億7635.7万円減(同61.9%減)の2億3161.1万円、経常利益は前年同期比3億7970.3万円減(同60.8%減)の2億4498.7万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比2億3976.3万円減(同60.4%減)の1億5706万円となった。

メディア・コンテンツ セグメントの売上高は、前年同期比2億5023.9万円減(同2.4%減)の101億1612.5万円、経常利益(セグメント利益)前年同期比3億6169.9万円減(同63.8%減)の2億503.3万円と、減収減益となった。

SPACE SHOWER TV事業においては、主に、同社主催イベント「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2018」が、前年に引き続き過去最大の動員を達成などにより売上高は増加したが、有料放送収入におけるスカパー!サービスの「スペースシャワーTV」チャンネルのHD(高精細度)化にともなう衛星回線費用の増加、デジタル動画配信サービスや新規事業への先行投資コストが増加したことにより前年同期比で減益となった。

SPACE SHOWER MUSIC事業においては。サブスクリプション型ストリーミングサービスの普及に伴いデジタル配信収入が増加したものの、楽曲のヒットタイトル数が減少したことにより、パッケージ販売収入が減少し、前年同期比で減収減益となった。

その他、ライブハウス事業、インフィニア(株)が運営する「@ほぉ〜むカフェ」については、引き続き好調に推移した。

映像制作 セグメントは、大型ライブ映像制作受注が、回復傾向にあるものの、前年同期比で減少したことなどにより、売上高が前年同期比5922.3万円減(同5.4%減)の10億4730.4万円となったが、利益率が向上したことにより、経常利益(セグメント利益)は、前年同期比1992.2万円増(同38.0%増)の7241.8万円と、減収増益となった。

2019年3月期通期の連結業績予想は、売上高を150億円から148億3300万円、営業利益を3億4700万円から2億4900万円、経常利益を3億7000万円から2億7700万円、親会社株主に帰属する当期純利益を2億3100万円から1億6300万円と下方修正した。

この修正理由について、同社グループ事業に関連する業界のデジタル化やグローバル化の進展に伴う、市場環境、消費者ニーズの急速な変容により、同社の既存ビジネスである、音楽CD/DVD販売の一部商品を除く流通高減少、デジタル音楽配信における定額聴き放題のサブスクリプションサービスの拡大に伴う、収益性の高い1曲単位でのダウンロード販売が減少したためとしている。