レコチョク、「早稲田大学ミュージックアイデアコンテスト」に協賛 学生のITを活用した新たな音楽の楽しみ方を表彰
レコチョクは、早稲田大学WASEDA-EDGE人材育成プログラムの一環として開催された「2018年度早稲田大学ミュージックアイデアコンテスト」に協賛、1月16日に最終発表会が開催された。
今回が4回目の開催となるレコチョクと早稲田大学とのアイデアコンテスト。前回までは、音楽をより楽しむためのアプリケーションの企画・開発・制作を目的に実施してきたが、今回は「人と音楽の新しい関係をデザインする。」をテーマに、“ITを活用した音楽に関わるアイデアなら何でもOK!”とアイデア重視で開催、30のアイデアが寄せられた。
最終審査となる早稲田大学大隈記念講堂・小講堂で実施された最終発表会には、1次審査を勝ち抜いた精鋭8チームが登壇。アイデアのきっかけ、プラン概要、使用するツールや技術、想定するユーザーや競合サービスの分析といった観点で5分間のプレゼンテーションを行った。
GPSとARを搭載した音楽視聴アプリ、音楽を通じた人との出会いや地元シーンとの密着性強化、AIを活用したアイドル育成、アートワークを通した音楽体験など、学生ならではの視点に立ったオリジナリティあふれるアイデアが登場。
参加チームは、自身の音楽体験やインディーズでアーティスト活動をしている友人の体験談などを参考に企画した、などと説明、音楽シーンを盛り上げたいという気持ちにあふれていた。
当日は、審査員としてお茶の水女子大学 大学院人間文化創成科学研究科教授・伊藤貴之氏、JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント取締役・今井一成氏、レバレジーズ代表取締役兼代表執行役・岩槻知秀氏、ラッパー・KEN THE 390 氏を迎え、レコチョク常務執行役員・山崎浩司氏を含めた計5名が、発表チームへ質疑応答を実施。
その後、「独創性」「社会貢献度」「完成度」「事業性」「プレゼン内容」をもとに厳正なる審査の結果、優勝、準優勝が決定、さらに、急遽3位のチームにはレコチョク賞が授与された。
本選参加者には、早稲田大学が学生や研究者によるベンチャー企業の支援・育成を目的に運営する「インキュベーションセンター」の共有サービスを利用できるコミュニティ会員権6ヶ月分が授与された。優勝チームには賞金30万円が、準優勝チームには賞金10万円が贈られた。
また、この日は早稲田大学出身でもあるSHOWROOM代表取締役社長・前田裕二氏が特別講演を実施。アル代表取締役古川健介氏をモデレーターに迎え、「『事業』に生きる」をテーマに、現在における自身の考え方にもつながるという学生時代のゼミでの学び方、起業に対する考え方のヒントなどを学生との質疑応答を交えながら、日頃感じていることを語った。
撮影:林直幸