広告・取材掲載

LINE LIVEが3つの新機能を発表、“ファンダム”構想第1弾として「有料配信」を今春実装

ビジネス

 

LINE LIVE

4月11日、東京・新宿ミライナタワーにて動画配信サービス「LINE LIVE」における現状と事業構想および、新たに搭載される3つの新機能に関する説明会が行われた。

LINEは、2015年12月にスタートライブ配信の先駆けとしてライブ配信サービス「LINE LIVE」をスタート。サービス開始当初は、タレントやアーティストの公式チャンネルからの配信が人気となっており、多くのユーザーにリアルタイムでのエンターテインメントを提供してきた。

2016年8月には一般ユーザーへ配信機能を開放、よりライブを楽しめるようアニメーションが付けられるLIVEスタンプや応援アイテムなども登場し、老若男女問わずさまざまな形でリアルタイムでの双方間コミュニケーションが行われている。

最近では、LINE LIVE内で多数のオーディションを開催、数多くのライバー(ライブ配信者)が参加しており、視聴者はコメントやハート、応援アイテムを送って応援するなど、夢を叶えたいライバーと応援者が一緒に盛り上がれる空間を提供中だ。

本説明会では、「LINE LIVE」の立ち上げ時からサービスに関わっているLINE 株式会社 LIVE 事業 事業部長 遠藤孝暢氏より、LINEにおける動画事業の変化とこれからのライブ事業構想が語られた。

LINE LIVEはユーザーの思ったこと、感じたことを瞬時に多くの人にリアルタイムで発信できる自己表現に強いメディアであり、その強みから、ライブストリーミング事業で次世代のトレンドを生み出すコンテンツの作成、プラットフォーム構築を目指していく。

その中のキーワードとして上がったのは“ファンダム”。ファンダムとは、熱量の高いファンと作りあげる文化のことで、LINE LIVEの新機能とコンテンツ面でファンダム構想に注力し、ライブ配信のスターを生み出しサポートしていくことを目標として掲げた。なお、LINE内のメディア、エンタメサービスとの連携も行われる予定とのこと。

また、同事業部 LIVE プラットフォーム企画チーム 庄司菜々氏より、新たに搭載される3つの新機能についてプレゼンが行われた。新機能としては発表されたのは、「スクリーン配信」「LIVE Q」「有料配信」の3つ。

LINE LIVE「スクリーン配信」

「スクリーン配信」は、スマートフォンやタブレットの画面をそのまま配信できる機能で、人気カテゴリーであるゲーム実況やアプリ紹介に活用できる。また、アプリを立ち上げることなくゲーム画面の状態から配信が可能で、配信中に通知が映りこまないようにメッセージのぼかし機能も実装している。

「LIVE Q」は、ライブ配信者が視聴者と一緒になってクイズに答えていく視聴者応援型のクイズ大会。毎日決まった時間に配信画面にて通知が行われ、参加することができるリアルタイムのクイズ機能だ。

視聴者の応援ポイントでハズレの選択肢を減らせる機能も実装予定で、配信者はランキング上位になると豪華な特典を獲得できるとのこと。なお、ランキングは応援されたポイントではなく単純に正解数で表示されるため、新規参入者でもプライズを獲得できる大きなチャンスを持つ機能となっている。

「有料配信」は、視聴者に対して限定ライブ配信を行う機能。ライバーとファンの距離を近づけ、一緒になって夢を叶えていくファンダム構想の第1弾となる。アイドルやアーティスト、俳優などオフィシャルの人に向けて実装され、一般向けに展開予定とのこと。

「スクリーン配信」は、既に実装を開始。「LIVE Q」機能、「有料配信」は今春に実装を予定している。

関連タグ