ソニー音楽財団、感動する心を育てる「ソニー音楽財団 子ども音楽基金」を設立
公益財団法人ソニー音楽財団は、感性豊かな子どもたちが音楽芸術に触れることで、感動する心を育てることを目的とした助成事業として、「ソニー音楽財団 子ども音楽基金」を設立した。
ソニー音楽財団では1984年の設立以来、「Concert for KIDS~0才からのクラシック」や「10代のためのプレミアム・コンサート」など、未就学児から青少年まで、子どもを対象としたクラシックコンサートを開催している。
「ソニー音楽財団 子ども音楽基金」では本財団のこれまでの活動に基づき、地域・環境・経済状況にかかわらず、子どもたちが音楽に触れることのできる社会を目指し、日本国内の18歳未満の子どもを対象に、音楽を通じた教育活動に取り組んでいる団体や活動を支援していく。
本基金の設立は、国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標/Sustainable Development Goals)で掲げられた「2030年までに世界が達成すべき17の目標」のうちの4番目の目標である「質の高い教育をみんなに」に通じている。
支援の例として、地域の子どもたちにむけた手作りのコンサート開催費用や、楽器体験教室を開くための楽器購入資金、音楽を習いたい子どもにむけて講師を派遣する費用、不足する保育士を育成する事業におけるピアノレッスン費用など、子どもたちにむけた様々な音楽活動を対象としている。
助成金額は1団体につき10万円から300万円(年度毎)とし、活動内容や活動規模に応じて変動する。原則として年に1回の割合で全国より公募し、書類選考を経て、有識者により構成された選考委員会で助成対象者を選定し、当財団理事会において決定する。
第1回目の募集期間は2020年(4月~翌年3月)の活動を対象に、2019年5月29日から6月28日まで、ウェブサイトより書式をダウンロードしての応募となる。