ライブ・エンタテインメント市場は10.4%増で過去最高を更新、ぴあ総研が発表
ぴあ総研が、ライブ・エンタテインメント調査委員会からの委託を受けて実施したライブ・エンタテインメント市場規模の調査速報値を公表した。
今回公表した2018年のライブ・エンタテインメント市場規模(速報値)は、統計を開始した2000年以降で最高の5,685億円(前年比10.4%増)を記録した。
2018年の音楽市場規模は、前年比8.9%増の3,776億円(速報値)と推計される。デビュー30周年を迎えたB’z、デビュー20周年の嵐、引退を発表した安室奈美恵をはじめ国内アーティストのスタジアム・アリーナ公演の増加が音楽市場を牽引した。
2018年のステージ市場規模は、前年比13.3%増の1,909億円(速報値)と推計される。2018年8月にオープンした劇団四季専用劇場「キャッツ・シアター」で上演されるミュージカル「キャッツ」、2017年3月に誕生した「IHIステージアラウンド東京」での劇団☆新感線「髑髏城の七人」花鳥風月と「メタルマクベス」といったロングラン公演がミュージカル市場の伸張につながった。さらに、体験型恐竜ライブショー「恐竜どうぶつ園」「DINO SAFARI(ディノサファリ)」「世界一受けたい授業 THE LIVE」など新形態のイベントも市場を活性化させている。
なお、2018年の市場調査の詳細分析は、「2019 ライブ・エンタテインメント白書」として9月末に発行される予定。