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「チケット不正転売禁止法」施行に伴い「チケット適正流通協議会」を発足、音楽・エンタメ業界5団体8社が連携

ビジネス

6月14日の「チケット不正転売禁止法」の施行に伴い、日本音楽制作者連盟、日本音楽事業者協会、コンサートプロモーターズ協会、コンピュータ・チケッティング協議会の音楽業界4団体および日本2.5次元ミュージカル協会、さらにその他8社が連携し、「チケット適正流通協議会」を発足する。

音楽業界4団体は、2016年8月23日に「チケット高額転売取引問題の防止」を求める初の共同声明を発表してから現在に至るまで、オフィシャルWEBサイトを活用した情報発信や、“チケット高額転売問題”に関する様々な啓発活動を通じて広くユーザーへ当問題に関する認知拡大と理解浸透を促す活動を行ってきた。

さらに、2018年12月には、2012年の設立時より継続して参加協力してきたライブ・エンタテインメント議員連盟の協力により、「チケット不正転売禁止法」が成立し、本問題の解決に向けて大きく前進する事となった。

同協議会では、これまで行ってきた活動に加え、正規の販売主体であること、または、やむをえない理由で公演に行けなくなった際に利用される正規の二次流通サービスであることを表示する「FT(フェアチケッティング)マーク」の運用や、チケットの券面に「特定チケット」と表記する事で特定興行入場券として販売されていることをわかりやすく伝える取り組み、2016年8月23日より運用してきたオフィシャルWEBサイトの機能を受け継ぎながら新たに同協議会のオフィシャルWEBサイトを開設する等、今までよりも、ユーザーにチケットの適正な流通について安心安全な環境を提供し、ライブ・エンタテインメント業界の活性化に寄与すべく、様々な活動を行っていく。
 

FT(フェアチケッティング)マーク

サカナクション・山口 一郎氏 賛同コメント
我々ミュージシャンやアーティストも一緒に取り組んできた「チケット不正転売禁止法」がいよいよ今日から施行されます。
純粋に音楽を楽しむファンが適正な価格でコンサートを楽しみ文化の享受や発展につながっていくことを望みます。
今後もこの法律の効果が継続的に続くように支援していきたいと思います。
 

チケット適正流通協議会 代表幹事 野村達矢氏(一般社団法人 日本音楽制作者連盟)コメント
チケット不正転売禁止法」は、すべての音楽ファンや我々ライブ・エンタメ業界にとって、大変重要な法律です。当協議会では、コンサートや演劇、スポーツ観戦等のエンターテインメントをこれまで以上に幅広い世代に安心して楽しんでいただける環境づくりを目指し、そして悪質な不正転売の根絶に向けて、業界団体が団結し、さらには関係省庁との連携を通じてチケット流通の適正化を実現して参ります。

一般社団法人 日本音楽事業者協会 会長 堀義貴氏コメント
「チケット不正転売禁止法」は、これからも進化を続けるであろうライブエンタテインメント文化にとって、新時代の備えとなる法律です。本法のもと、適正な流通に取り組み、チケット購入者である音楽・スポーツのファンだけでなく、発信者であるアーティストの才能を最大限活かすための対応を真摯に実行して参ります。

一般社団法人 コンサートプロモーターズ協会 会長 中西健夫氏コメント
「チケット不正転売禁止法」の施行は、音楽やスポーツなどのエンタテインメントを享受する皆さまにとって安心と信頼の礎になる一歩であります。その正しい運用とご理解の実現に向けて広く啓蒙活動に取り組んで参ります。

一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会 代表理事 松田誠氏コメント
2.5次元ミュージカルのお客様は若い世代が多く、今後の日本の演劇市場の拡大を担っていると自負しています。本法律の施行、並びに本協議会に参加させて頂くことにより、正しくこの法律が運用され、演劇を含めた日本のライブエンタテインメント市場が、更に充実し拡大していくよう、皆さまと共に真摯に取り組んで参ります。

コンピュータ・チケッティング協議会 コメント
ライブエンタテインメント業界、そしてライブエンターテインメントを楽しむお客様が待ち望んだこの法律を、お客様と興行主催者を結ぶ役としての立場から、本法の正しい理解と運用を広めるとともに、チケット流通の適正な発展を目指し、取り組んでまいります。