サカナ遂に首位へ、スピッツ新曲2位に浮上、大物並ぶなかネクストブレイク組が大健闘【エアモニ】
今週、2019年6月26日発表のラジオ・オンエアチャート(集計期間:2019年6月17日〜6月23日プランテック調べ)では、サカナクション「忘れられないの」が1位を獲得。リリース週を受けてオンエア数が更に加速、先週3位から上昇した。
6月19日リリースのニューアルバム「834.194」に収録された同曲は、調査対象全てのFM局で少なくとも3回以上オンエア。他にも「モス」(39位)、「ナイロンの糸」(67位)、「セプテンバー」(82位)、「新宝島」(89位)、「ワンダーランド」(96位)、「陽炎」(103位)、「グッドバイ」(145位)、「多分、風。」(194位)と、計9曲がチャートインする注目度をみせた。
自身で金曜コーナー“サカナLOCKS!”を担当するJFN系ネット番組「SCHOOL OF LOCK!」では、18日放送の本編にゲスト出演。6年ぶりのプロモーション活動に戸惑う自分を笑いながら、話題となった“FMおたる生出演での親子対談/ケンカ”の裏話や、翌日のリリース日にはアルバムが自分だけのもので無くなる寂しさを吐露。21日放送の「SCHOOL OF LOCK! UNIVERSITY」でも“サカナLOCKS!”を丸一時間に延長するなど、印象的なラジオ露出が見られた。
2位はスピッツ「優しいあの子」が先週10位から浮上。19日のシングルリリースに合わせ、オンエア数は先週の倍以上に急伸した。FM、AM問わず調査対象全てのステーションで1回以上オンエアされた点、それとリクエストも今週2番目に多い数を集め(ちなみに最多は「Pretender」Official髭男dism)ていた点はさすがだ。AMチャートではダントツの首位となった。
3位は話題のラップアーティスト、さなり「嘘」が先週1位からのダウン。引き続きパワープレイ選出による大量オンエアを獲得してのTOP3死守だ。オンエア数は先週から減少するもリクエスト数が少しずつ増えている点は特筆すべきだろう。今後の動向に注目したい。
洋邦ビッグネームが台頭するなか、FOMARE、ビッケブランカ、sumikaが大健闘
今週は上述のサカナクション、スピッツの他、テイラー・スウィフト、マドンナ&マルーマ、マーク・ロンソン、メイヤといったエアモニチャートでも常連の洋邦ビッグネームがTOP10に顔を連ねる中、さなりを筆頭とする注目のネクストブレイク・アーティスト達が善戦した。
5位は群馬県出身の3ピースロックバンド、FOMAREが6月12日にリリースした1stフルアルバム「FORCE」からの曲「Frozen」だ。現在はインディーズながら多数局でパワープレイに選ばれており、5月27日〜6月2日チャートで85位に初登場すると12位→6位→5位と、4週目でTOP5入りを果たした。ポップなメロディーを擁するエネルギッシュなサウンドはライブ映えもするだろう。夏のツアーからフェス参戦を経て、どう爪痕を残すのか楽しみだ。
7位のビッケブランカ「Ca Va?」は、SpotifyのCMソングに起用された6月12日リリースのメジャー3rdシングル。こちらは5月13日〜5月19日チャートで83位に初登場後、35位→22位→31位→9位→7位と推移し、ロングスパンでのオンエアが見られる。これまでの作品でもラジオプロモーションに力を入れてきただけあり、安定したリクエスト数からリスナーにしっかりとした支持基盤があることが窺える。ブレイクが期待されるアーティストのひとつに挙げられているが、今年こそ期待したいところだろう。
10位のsumika「イコール」も6月12日リリースのシングルかつ、こちらもブレイクが期待されるアーティスト。エアモニチャートでももはやお馴染みの存在で、5月20日〜5月26日チャートで111位に初登場後、54位→33位→11位→10位と推移。3アーティストの中ではリクエストを一番多く集めているのも納得だろう。本作でも既に良好なセールスを記録しているようだが、今年、昨今のあいみょん、Official髭男dismに続いて更なる大ブレイクに期待したい。
RADIO ON AIR DATA
(集計期間:2019年6月17日〜6月23日)
1.忘れられないの/ サカナクション
2.優しいあの子 / スピッツ
3.嘘 / さなり
4.ユー・ニード・トゥ・カーム・ダウン / テイラー・スウィフト
5.Frozen / FOMARE
6.メデジン / マドンナ&マルーマ
7.Ca Va? / ビッケブランカ
8.ファインド・ユー・アゲイン feat. カミラ・カベロ / マーク・ロンソン
9.アイ・ノウ・ハウ・ユー・フィール / メイヤ
10.イコール / sumika
ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング
調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。
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