2.5次元ミュージカル市場が前年比45%増、動員数も大幅に増加
ぴあ総研が、2.5次元ミュージカル市場動向に関する2018年の調査結果を公表した。
本調査では、2.5次元ミュージカル(2次元の漫画・アニメ・ゲームを原作とする3次元の舞台コンテンツの総称)の公演チケット販売額を推計し、2.5次元ミュージカル市場規模を算出している。2018年1月〜12月に開催されたイベントが対象となる。
2.5次元ミュージカル市場規模推計
2018年の2.5次元ミュージカル市場規模推計は、前年比44.9%増の226億円となり、順調な成長が続いている。
2018年は、「ミュージカル『テニスの王子様』」、「ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー‼」」、そして「刀剣乱舞-ONLINE-」を原案とした舞台化作品などの人気タイトルに加え、宝塚歌劇宙組公演「ミュージカル・オリエント『天(そら)は赤い河のほとり』」、宝塚歌劇花組公演「ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』」、明治座・梅田芸術劇場・博多座で上演された「魔界転生」、新橋演舞場・大阪松竹座で上演された「浪漫活劇『るろうに剣心』」、といった大劇場での公演もあり、公演回数は前年比35.1%増3,695回、動員数は前年比24.7%増の278万人へといずれも大幅に増加した。タイトル数も197本と前年より26本増え、その中には多くの新作が含まれている。
2.5次元ミュージカル市場規模とタイトル数の推移
2018年のライブ・エンタテインメント市場全体の調査結果は、「2019 ライブ・エンタテインメント白書」として9月下旬に公表予定。