ソニー 2020年3月期 第1四半期、営業利益が18%増の2,309億円
ソニーは7月30日、2020年3月期 第1四半期の連結業績(2019年4月1日〜6月30日)を発表した。
2019年度第1四半期の連結売上高は、前年同期から1%減の1兆9,257億円、連結営業利益は前年同期から359億円増の2,309億円を計上した。営業利益は、第1四半期としては過去最高の実績となった。当社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期から743億円減の1,521億円となった。
税引前利益は、前年同期比811億円減少し、2,310億円となった。
音楽分野の売上高は、前年同期比208億円増加し、2,023億円となった。
この大幅な増収は、モバイル機器向けゲームアプリケーション「Fate/Grand Order」などの減収による映像メディア・プラットフォームの減収があったものの、主にEMIを連結したことで音楽出版において売上が増加したこと、およびストリーミング配信の売上が増加したことによる音楽制作の増収によるもの。
音楽製作事業におけるストリーミング売上は前年同期比で27%の成長となった。
営業利益は、前年同期比62億円増加し、383億円となった。この増益は、主に前年同期にはEMIの持分法による投資損失を計上したこと、および分野全体での増収の影響によるもの。
音楽分野の通期見通しについては4月時点のものを据え置いた。