T・スウィフト首位、髭男2位で10週目、阿部真央3位に浮上、エルトン関連8曲上昇&夏も“終わりソング”へ【エアモニ】

今週、2019年8月28日発表のラジオ・オンエアチャート（集計期間：2019年8月19日〜8月25日プランテック調べ）では、テイラー・スウィフト「ユー・ニード・トゥ・カーム・ダウン」が首位を獲得。先週14位から急上昇した。

8月23日リリースのニューアルバム「ラヴァー」から2ndシングルとなる同曲は、リリース週を受けオンエア数が4倍以上に急伸。調査対象とするFM全ステーションで最低3回以上のオンエアが見られるなど、その注目ぶりを伺わせた。

また、同アルバムからはタイトル曲が27位に初登場した他、リード曲「ME! feat. ブレンドン・ユーリー・オブ・パニック!アット・ザ・ディスコ」は先週105位から66位へ浮上、「ジ・アーチャー」も139位と計4曲がチャートインした。

2位はOfficial髭男dism「宿命」が3週連続で死守し、これで10週目のチャートインとなった。オンエア解禁週で24位に初登場した後、翌週からは9週続けてTOP4をキープしている。リクエストも相変らず断トツに多く、3週連続で最多。次点の米津玄師「馬と鹿」のダブルスコア近い圧倒数を集めた。

同曲は2019 ABC 夏の高校野球応援ソング／「熱闘甲子園」テーマソングとあり、22日に終えた甲子園の白熱した闘いも相まってのことだろうが、サブスクリプションサービスでは依然一番人気の「Pretender」も今週129位へ再浮上していることから、彼ら自身の人気ぶりが反映したものだろう。次週の動向にも注目したい。

3位は阿部真央「どうしますか、あなたなら」が先週37位から大きく上昇した。NHKドラマ「これは経費で落ちません！」主題歌となる8月21日リリースのシングルで、こちらも発売週を受けてオンエアが急増。7月29日〜8月4日チャートで168位デビューした後、27位→37位→3位と4週かけてのTOP3入りとなった。

TBSラジオ“今週の推薦曲”に選ばれているものの、他局でのパワープレイ選出はなく通常のオンエアを積み上げての結果だ。リクエストもチャートイン初週から安定数が集まっており、10年選手らしい貫録をみせた。
 

映画公開でエルトン・ジョン関連8曲が急伸 ／ オンエア曲も“夏の終わり”漂う様相へ

エルトン・ジョンの半生を描いた映画『ロケットマン』が8月23日に公開されたことを受け、週末を中心に関連曲のオンエアが急伸した。サントラより主演俳優タロン・エガートンと共演した新曲「（アイム・ゴナ）ラヴ・ミー・アゲイン」が先週64位から30位へ上昇した他、タロン・エガートンによる「ユア・ソング（僕の歌は君の歌）」（60位）、「ロケット・マン」（89位）、「可愛いダンサー（マキシンに捧ぐ）」（173位）、「土曜の夜は僕の生きがい」（173位）、「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」（196位）がそれぞれ圏外から浮上。また、エルトン・ジョンによる原曲「ユア・ソング」（41位）、「ロケット・マン」（129位）も同じく浮上した。クイーンに続く大ヒットとなるか注目だ。

なお、お盆休み明けで一時期の暑さも落ち着いた今週、ラジオから流れてくる“夏ソング”も色合いを変えはじめた。筆頭株となる井上陽水「少年時代」は、先週162位から38位へ急上昇。リクエストも倍増した。その他、下記を見れば明らかだろう、夏の終わりの寂しさがオンエア楽曲にも漂う一週間となった。

ZONE「secret base〜君がくれたもの〜」（先週75位→60位）、森山直太朗「夏の終わり」（140位→66位）、井上陽水&安全地帯「夏の終りのハーモニー」（圏外→78位）、KREVA「イッサイガッサイ」（圏外→96位）、稲垣潤一「夏のクラクション」（圏外→96位）、Mr.Children「君がいた夏」（圏外→106位）、ドン・ヘンリー「ボーイズ・オブ・サマー」（圏外→106位）、家入レオ「君がくれた夏」（圏外→160位）、クリス・レア「オン・ザ・ビーチ」（圏外→173位）、山下 達郎「さよなら夏の日」（圏外→196位）
 

RADIO ON AIR DATA

（集計期間：2019年8月19日〜8月25日）
1.ユー・ニード・トゥ・カーム・ダウン / テイラー・スウィフト
2.宿命 / Official髭男dism
3.どうしますか、あなたなら / 阿部 真央
4.愛はスローにちょっとずつ / サザンオールスターズ
5.モス / サカナクション
6.us / milet
6.FLY MY WAY / 鈴木 瑛美子
8.馬と鹿 / 米津 玄師
9.飛行艇 / King Gnu
10.Summer day / chelmico

ラジオ・オンエアモニタリング（エアモニ）・ランキング
調査基準：本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。