スピッツ“ラジオ愛”で1位発進、米津“最終話”前に2位、メイベル“7億回再生”曲3位、竹内まりや“9月”もあり計11曲イン【エアモニ】
今週、2019年9月11日発表のラジオ・オンエアチャート(集計期間:2019年9月2日~9月8日 プランテック調べ)では、スピッツ「ありがとさん」が初登場1位を獲得した。
10月9日リリースのニュー・アルバム「見っけ」に収録される同曲。9月2日にOA解禁されると同時にラジオ企画【スピッツ Newアルバム「見っけ」大抽選会~レディオの皆さま、ありがとさん~】を開始した。同企画は、ラジオを愛する彼らが関係者に感謝を伝えたいとの想いから生まれたもの。楽曲をオンエアした番組に対し、抽選でメンバー全員でのゲスト出演、番組とのコラボグッズなどの景品が用意されるという。全国的にAMでのオンエアが少ないながら、そんな施策もあり解禁初週で堂々1位デビューを果たした。
2位は米津玄師「馬と鹿」が先週7位から再浮上。ラジオ解禁週の8月12日~8月18日チャートで4位に初登場後、翌週に8位へ下降するも7位→2位とリリースに向け再びオンエア数を伸ばしてきたかっこうだ。主題歌として書き下ろし、歌詞との親和性の高さも話題のドラマ「ノーサイド・ゲーム」は次週、最終回を迎える。リリース週とも重なる同チャートで1位獲得なるか、期待したいところだ。
3位はメイベル「ドント・コール・ミー・アップ」が先週21位から浮上した。ネナ・チェリーの娘ということでも話題の英シンガーソングライターの新星だが、それ以上に“世界で7億回再生”し、“英女性アーティストで今年最も売れている曲”のインパクトも大きいだろう。FMライクなEDMサウンドも助け、地方都市を中心に複数FMステーションでパワープレイに選出されての大量オンエアを獲得した。
竹内まりや、アルバム「Turntable」収録曲および“アノ曲”で計11曲チャートイン
竹内まりやが9月4日にリリースした3枚組アルバム「Turntable」より、今週10曲がチャートインした。40周年記念企画の目玉と位置付けられる本作からは、岡田有希子に提供した「ファースト・デイト」の初出セルフカバーが先週170位から6位へ急浮上した他、「Sweetest Music」(20位)、「MajiでKoiする5秒前」(27位)、「いのちの歌」(52位)、「恋、はじめまして」(113位)、「Fly Me To The Moon」(124位)、「This Boy」「幸せの探し方」「明日の私」(同着132位)、「Don’t It Make My Brown Eyes Blue ~瞳のささやき」(153位)などのオンエアが急伸した。
また、リリース週ともありTOKYO FM「Skyrocket Company」、J-WAVE「GOOD NEIGHBORS」、Fm yokohama「Lovely Day」、ニッポン放送「金曜ブラボー。」、TBSラジオ「大沢悠里のゆうゆうワイド 土曜日版」、FM OH!「Marche Coucou」「LOVE FLAP」、Kiss FM「Kiss MUSIC PRESENTER」など、関東・関西で多数のラジオ番組にゲスト出演。今週一週間での関連曲のオンエアはトータル776回にも及んだ。
なお、チャートインした残り1曲は「September」で先週101位から25位まで浮上。上記アルバムには未収録ながら今週最もリクエストの多い曲となり、40周年を迎えたアルバムリリースに華を添えた。
ちなみにこの他、アース・ウィンド&ファイアー「セプテンバー」(126位→23位)、RADWIMPS「セプテンバーさん」(圏外→36位)、クレイジーケンバンド「せぷてんばぁ」(圏外→68位)、一風堂「すみれSeptember Love」(圏外→82位)など、“9月”のお約束曲のオンエアも伸長。加えてオフコース「秋の気配」も圏外から132位に浮上するなど、残暑と言うには厳しすぎる暑さを余所に、ラジオは夏から秋へと模様替えを行いつつある。
RADIO ON AIR DATA
(集計期間:2019年9月2日~9月8日)
1.ありがとさん / スピッツ
2.馬と鹿 / 米津 玄師
3.ドント・コール・ミー・アップ / メイベル
4.空の青さを知る人よ / あいみょん
5.ユラレル / みゆな
6.ファースト・デイト / 竹内 まりや
7.夜明けまで強がらなくてもいい / 乃木坂46
8.ダイヤモンド / kobore
9.幻影列車 / SIX LOUNGE
10.ヤングアダルト / マカロニえんぴつ
ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング
調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。
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