米津玄師V2、みゆな僅差の2位、髭男3位死守、夢のコラボ曲/カーズの名曲群ほか話題の洋楽曲が急伸【エアモニ】
今週、2019年9月25日発表のラジオ・オンエアチャート(集計期間:2019年9月16日〜9月22日プランテック調べ)では、米津玄師「馬と鹿」が2週連続1位を獲得した。
前週11日にリリースされた同シングルは、TBS系日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」主題歌。ドラマを盛り上げるとともに楽曲自体の話題性も増し、相変らずリクエスト数も最多。最終話を迎えた翌16日のリクエスト数が多かった点からも、ドラマとのシナジー効果が高かったことが窺える。“書き下ろし”が最大限に機能したドラマタイアップの見事なロールモデルとなった。
2位はみゆな「ユラレル」が先週4位から上昇。1位とオンエア数2回という僅差での堂々2位だ。本格的な音楽活動は昨年夏からというものの、インディーズシーンを中心に瞬く間に注目を浴びた彼女。収録される2ndミニアルバム「ユラレル」の発売(9月18日)週であると同時に、主題歌を担う吉岡里帆主演映画『見えない目撃者』の公開も重なった今週、自身最高位を記録する結果となった。
3位はOfficial髭男dism「イエスタデイ」が死守。先週からオンエア数は伸びたものの、上位2曲がそれを上回る接戦の様相を呈した。パワープレイへの選出がないながら各ステーションで見られる積極的なオンエアは、こちらも多数のリクエスト=リスナー需要を反映したものだろう。待望の1stアルバム「Traveler」からの先行配信曲ということで、各ストリーミングサービスでも早速人気を博している模様。10月9日のアルバムリリースが楽しみだ。
なお、「イエスタデイ」同様に映画『HELLO WORLD』主題歌に起用されているOKAMOTO’S「新世界」(63位→19位)、Nulbarich「Lost Game」(31位→26位)も映画公開週にともないオンエア数を伸ばした。
アリアナ/マイリー/ラナのコラボ曲、カーズの名曲群ほか、話題の洋楽曲が急伸
今週はポスト・マローン、カミラ・カベロそれぞれの新曲「サークルズ」(6位)、「ライアー」(8位)がTOP10内にチャートインした他、アリアナ・グランデ/マイリー・サイラス/ラナ・デル・レイによる夢のコラボ曲「ドント・コール・ミー・エンジェル」が先週131位から13位へ急上昇。
その他、ジンジャー・ルート「コール・イット・ホーム」(17位→23位)、グリーン・デイ「ファザー・オブ・オール…」(27位→25位)、フォール・アウト・ボーイ「ディア・フューチャー・セルフ(ハンズ・アップ)ft. ワイクリフ・ジョン」(圏外→27位)、リゾ「トゥルース・ハーツ」(63位→34位)、ホールジー「グレイヴヤード」(圏外→38位)など、注目の洋楽曲が続々と上昇した。
なお、9月15日にリック・オケイセックが急逝したことを受け、カーズの名曲群のオンエアも急伸した。「ユー・マイト・シンク」(29位)、「ドライブ」(35位)などのFMではお馴染みの曲に加え、チャート圏外ながら「マジック」「シェイク・イット・アップ」「レッツ・ゴー」「燃える欲望」といった曲のオンエアも多数みられ、各番組が哀悼の意を示した。
80年代を中心にヒット曲の数々を遺した彼ら。昨年4月にはロックの殿堂入りを果たし式典でパフォーマンスしたが、リック・オケイセック参加によるカーズとしてはこれが最後のパフォーマンスとなってしまった。その名曲群を後世へと受け継ぐ、そんな役割もラジオは担う。
RADIO ON AIR DATA
(集計期間:2019年9月16日〜9月22日)
1.馬と鹿 / 米津 玄師
2.ユラレル / みゆな
3.イエスタデイ / Official髭男dism
4.空の青さを知る人よ / あいみょん
5.深海の街 / 松任谷 由実
6.サークルズ / ポスト・マローン
7.ICBU / 向井 太一
8.ライアー / カミラ・カベロ
9.ドント・コール・ミー・アップ / メイベル
10.ECHO / Little Glee Monster
ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング
調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。
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