ビクターがプレゼンイベント「MUSIC STORM 2019」開催、期待の新戦力たちがライブパフォーマンスを披露
ビクターエンタテインメントは10月18日、プレゼンテーションイベント「MUSIC STORM 2019」を東京・EX THEATER ROPPONGIで開催。9年目となる今年は、メディア、ディーラー関係者など約700名が来場した。
イベントに先立ち挨拶に立った同社 代表取締役社長 斉藤正明氏は、冒頭、昨年のイベントで発表したライブ&カフェ・スペース「Veats SHIBUYA」が9月に無事オープンしたことを報告。渋谷駅徒歩5分という立地の良さとその設備の充実から「ブッキングも大変順調」とのこと。続いて2019年上半期を振り返り、桑田佳祐の「ひとり紅白」完結編の映像作や、サカナクションのニューアルバム、星野源の5大ドームツアー映像作&配信限定EPの発売など、ビッグアーティストのリリースが好調だったと斉藤氏。
また、サザンオールスターズのツアー映像作や、桑田佳祐が歌う映画『男はつらいよ』主題歌、東京オリンピックに向けた民放連共同の応援ソングなど、今後の注目トピックスを紹介。昨年「MUSIC STORM」に出演した出演者の中から、日本レコード大賞最優秀新人賞受賞の辰巳ゆうとや、海外でも注目を集めるReolの活躍をあげつつ、「最大のテーマである“新戦力”に関しては、この1、2年満足できていない。新人が育って初めてレコード会社は評価されるので、2019年度の後半戦で成果を出していきたい」と語った。
その後、登壇した同社 代表取締役専務 植田勝教氏から来年1月にリリースされる木村拓哉の期待のソロアルバム紹介と先行映像を皮切りに、各レーベルの主力および新人アーティストの今後の活動予定を発表。ライブパフォーマンスには歌心溢れる神戸発の4人組バンド「The Songbards」、様々なジャンルをハイブリッドに取り入れた4人組ロックバンド「the engy」、圧倒的な歌唱力ですでに話題の新潟県長岡市在住の高校3年生「琴音」、おんなギター流し「おかゆ」など各レーベルの新人たちが続々登場。トリとしてデビュー3年目を迎え、新体制となった「雨のパレード」が今後の更なる飛躍を感じさせるスケールの大きな演奏を披露した。
最後に斉藤氏は「環境・マーケットともに常に変化していくが、レコード会社の原点はアーティストであり音楽。競争は厳しいが、新人開発は続けていくことが大事。来年10周年を迎える『MUSIC STORM』で今回紹介したアーティストたちの良い報告ができるよう、失敗を恐れずに果敢に挑戦していきたい」と決意を語った。