ヤマハ、ホール・劇場などの響きを用途に応じて変化させる音場支援システム「AFC」最新モデルを来年3月発売

ヤマハは、ホール・劇場や多目的な空間における響きを、用途に応じて変化させることができる音場支援システム「Active Field Control(AFC)」の第4世代モデル「AFC4」を、2020年3月に発売する。
「気持ちよく楽器を演奏する」「気持ちよく音楽を鑑賞する」そのためにはどうすれば良いのか。この純粋な問いに対し、様々な角度からアプローチしてきたヤマハは、1969年に開始した音響コンサルタントの活動を通じて、演奏者と聴衆と空間のあるべき関係性を追求すべく「建築音響」「電気音響」「騒音制御」といった音響全般に関わる技術と知見を深めてきた。その中で生まれたのが「AFC」というソリューションだ。
「AFC」は、空間が建築物として持っている固有の音響特性を活かしつつ、室内の響きを豊かにするソリューション。音源自体にリバーブを付加して音の印象を変化させる手法とは異なり、空間自体の音の広がりをコントロールすることで、楽器や声の自然な聞こえ方を保ちながら、残響時間・音量感を変化させることができる。
また「AFC」は、ひとつの空間を多目的に使用したいという顧客の要望に応えるため、約30年前に音響設計ツールとして開発され、現在に至るまで様々な改良が加えられてきた。
今回、発売する最新モデルの「AFC4」では、96kHzに対応したプロセッシング能力と多彩な調整機能を備え、これまで以上に質の高いイマーシブな空間演出を実現する。
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