フェイス2019年4月〜12月期、営業利益が前年同期比78.8%増
フェイスは2月13日、2020年3月期第3四半期の連結業績(2019年4月1日〜12月31日)を発表した。
同社グループの第3四半期連結累計期間の業績は、主要な売上である既存配信サービスの売上は引き続き減少しており、コンテンツ事業における新規事業が売上に寄与したが、レーベル事業の売上が前年同期に比べ減少したため、売上高は前年同期比3.6%減の152億2,600万円となった。利益については、レーベル事業の利益率の改善により、営業利益は前年同期比78.8%増の5億2,200万円、経常利益は5億6,400万円(前年同期は経常損失3億6,300万円)となり、また、特別損失として投資有価証券評価損5億4,900万円の計上を行ったため、親会社株主に帰属する四半期純損失は3億3,100万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失3億700万円)となった。
コンテンツ事業は、新規事業の売上が寄与し、売上高は前年同期比7.9%増の27億3,200万円となったが、キャリア公式サイトサービスの売上減少および新規事業の進捗の遅れに伴い、営業損失は4億5,300万円(前年同期は営業損失4億600万円)となった。
ポイント事業は、既存加盟店でのポイント発行が、販売促進施策の展開により堅調に推移し、売上高は前年同期比0.4%増の20億6,000万円となった。営業利益は、倉庫集約化等のコスト削減に伴い、前年同期比22.0%増の1億900万円となった。
レーベル事業は、ドリーミュージックのアニメ関連商品および日本コロムビアのアニメ作品、ゲーム作品の売上が前年同期に比べ減少したため、売上高は前年同期比6.9%減の104億3,200万円となった。営業利益は、新たに連結子会社となった株式会社KSRの業績が堅調であったことや、日本コロムビアにおいて所属アーティストのライブ売上が好調であったこと、音源使用にかかる売上の堅調な推移などにより、前年同期比43.3%増の8億6,900万円となった。