2019年音楽配信売上は706億円で6年連続プラス成長、2011年以来の700億円超え
日本レコード協会は2月19日、同協会加盟全社の集計による2019年第4四半期(10月~12月)の音楽配信売上実績を公表した。2019年第4四半期売上は前年同期比111%の185億円となった。
この結果、2019年の年間売上は対前年比110%の706億円となった。
内訳では、「広告収入/音楽」が4倍以上の伸長をみせるなどストリーミングが市場をけん引。なお、ストリーミング市場(465億円)はダウンロード市場(225億円)の約2倍となった。
2019年音楽配信売上金額(前年同期比)内訳
Master ringtones:2億2,100万円(65%)
Ringback tones:12億500万円(77%)
ダウンロード
- シングルトラック:138億5,300万円(87%)
- アルバム:84億600万円(90%)
- 音楽ビデオ:1億9,500万円(76%)
- ダウンロード計:224億5,400万円(88%)
ストリーミング
- サブスクリプション/音楽:404億1,700万円(130%)
- サブスクリプション/音楽ビデオ:13億700万円(246%)
- 広告収入/音楽:15億5,300万円(463%)
- 広告収入/音楽ビデオ:32億5,300万円(110%)
- ストリーミング計:465億3,000万円(133%)
その他:2億1,800万円(11%)
2019年年間の音楽配信売上は、706億円(対前年比110%)と8年ぶりに700億円を超え、2005年の音楽配信売上統計開始以来初の6年連続プラス成長 となった。
これにより、先月発表の2019年音楽ソフト(オーディオレコードと音楽ビデオの合計)生産金額2,291億円と、2019年音楽配信売上706億円の合計は2,998億円(対前年比98%)となり、音楽ソフト(パッケージ)と音楽配信(デジタル)の比率は76:24となった。