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WOWOW2020年3月期の連結業績は純利益2.1%減、2021年3月期は大幅減益を予想

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WOWOWは5月15日、2020年3月期の連結業績(2019年4月1日〜2020年3月31日)を発表した。

当連結会計年度における同社グループの業績は、累計正味加入件数の減少に伴う有料放送収入の減少等により、売上高は824億5,000万円と前期に比べ1億7,200万円(△0.2%)の減収となった。営業利益は新型コロナウイルス感染症の影響によるスポーツや音楽ライブ等の延期、中止に伴い番組費が減少したこと等により、84億8,900万円と前期に比べ17億1,000万円(25.2%)の増益、経常利益は92億2,500万円と前期に比べ16億94百万円(22.5%)の増益となった。親会社株主に帰属する当期純利益は投資有価証券評価損等を計上したことにより、50億7,200万円と前期に比べ1億1,000万円(△2.1%)の減益となった。

スポーツでは、井上尚哉選手のボクシング世界タイトルマッチやテニス等が新規加入を牽引した。音楽ではサザンオールスターズや氣志團万博等のライブ、オリジナルドラマではWOWOW×東海テレビ 共同製作連続ドラマ「連続ドラマW ミラー・ツインズ Season2」等が好評を得た。また、2019年10月からスカパー!サービス(BS/CS110)においてWOWOWの放送・契約受付を開始した。

しかし、動画配信サービスの普及により、視聴の選択肢が増えていること等から、正味加入件数は14期振りの純減と厳しい結果になった。

以上の結果、当連結会計年度における放送セグメントの売上高は780億8,500万円と前期に比べ1億6,500万円(△0.2%)の減収、セグメント利益は82億2,200万円と前期に比べ18億200万円(28.1%)の増益となった。

2021年3月期の連結業績見通しは、売上高807億円(前期比2.1%減)、営業利益48億円(同43.5%減)、経常利益50億円(同45.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益33億円(同34.9%減)を見込む。

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