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ヤマハ、エジプトでの「器楽教育」導入に関する施策が文科省「日本型教育の海外展開推進事業」のパイロット事業に採択

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「エジプト・日本学校」の様子(写真提供:JICA)
「エジプト・日本学校」の様子(写真提供:JICA)

ヤマハが、エジプト・アラブ共和国(以下、エジプト)で今後展開を予定している「初等教育への日本型器楽教育導入事業」が、文部科学省が進めている「日本型教育の海外展開推進事業(EDU-Portニッポン)」の2020年度パイロット事業の応援プロジェクトの一つに選ばれた。

なお、「EDU-Portニッポン」のパイロット事業への採択は、2016年度、2018年度のベトナムでの事例に続いて、今回が3度目となる。

ヤマハはこれまで総合楽器メーカーとして、楽器を実際に演奏して学ぶ「器楽教育」のメリットを世界各地の音楽教育現場に広めてきた。その中でも2015年より新興国を中心に展開している「スクールプロジェクト」は、楽器に触れる機会に恵まれなかった子どもたちにも演奏する楽しさを知ってもらえるよう支援する取り組みで、これまでに5ヵ国累計39万人の子どもたちに器楽学習の機会、楽器演奏の楽しさを提供してきた。

同プロジェクトを今後エジプトへ展開していくにあたり、国際協力機構(JICA)の案件化調査(2019年度第2回)において、「エジプト国初等教育への日本型器楽教育導入案件化調査【アフリカ課題提示型】」として2020年2月に中小企業・SDGsビジネス支援事業に採択。この事業は、現地関係機関との交渉・調整や実施費用の一部の支援を得て、成果や課題をJICAと検証・共有することでODAを通じた二国間関係の強化や経済関係の一層の推進を目的としている。

そして今回、この取り組みが「EDU-Portニッポン」のパイロット事業の応援プロジェクトとして選定されたことを受け、成果や課題について文部科学省とも検証・共有することで日本型教育の海外展開を進めていく。

今回、当社の取り組みが「EDU-Portニッポン」のパイロット事業として選定されたことで、今後、文部科学省、JICA、東京学芸大こども未来研究所をはじめとした産官学連携により、事業策定の支援、現地情報の提供、現地関係機関との調整支援といったサポートを得ながら、エジプトにおける「初等教育への日本型器楽教育導入事業」の展開を目指すとのこと。

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