音事協、肖像権・パブリシティ権を啓蒙するヴァーチャルアイドルグループ「Portraits」を展開
日本音楽事業者協会が長年に亘り実施している肖像権・パブリシティ権啓蒙活動では、今年度よりヴァーチャルアイドルグループ「Portraits(ポートレイツ)」を制作、彼らをメインキャラクターに据えたキャンペーンを展開する。
Portraitsは、ネット空間の中で活動するヴァーチャルアイドルであり、自らも肖像権侵害に遭ったことがきっかけとなりネット上での啓蒙活動を開始したという設定で、彼らの視点を通して肖像権・パブリシティ権侵害への警鐘を鳴らしていく。
現代は、スマートフォンの普及によって誰でも簡単に撮影が可能になり、その写真や動画を簡単にネットに公開することができる時代だが、一方で知らず知らずのうちに他人の肖像権やパブリシティ権を侵害してしまう事例も数多く見られる。
本キャンペーンでは、若年層から肖像権・パブリシティ権の大切さを知ること、また若年層に対してそれらを訴えていくことが重要であるとの観点から、スマートフォン所持率が上がる中学生に向けてメッセージを発信すべく、彼らのデビューを宣言した教材ポスター(フォトニュース)を全国の中学校(約10,000校)に7月1日より配布、それと連動してミュージックビデオをYouTubeに公開、同時に楽曲拡散を目的とした参加型企画も実施する。
彼らの活動および楽曲の拡散を通じて、ネット上での肖像権・パブリシティ権の大切さや侵害抑制を図っていくとしている。