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スペシャ、2021年3月期 第1四半期は減収減益 純損失は1億円

ビジネス

スペースシャワーネットワーク

スペースシャワーネットワークは7月31日、2021年3月期第1四半期の連結業績(2020年4月1日〜2020年6月30日)を発表した。

売上高は26億7,607万円と前年同期比10億7,171万円減(同28.6%減)となった。また、各段階利益は、営業損益は営業損失1億3,534万円と前年同期比1億4,520万円減(前年同期は営業利益986万円)、経常損益は経常損失1億3,383万円と前年同期比1億4,870万円減(前年同期は経常利益1,486万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は1億58万円と前年同期比9,590万円減(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失467万円)で減収減益となった。

なお、同社グループは、連結経常利益水準を安定させ、さらに向上させることを経営の目標としているが、当連結会計年度における経常損失は1億3,383万円となった。

セグメント別業績

メディア・コンテンツ セグメントは、音楽チャンネル運営を中心とするメディア事業、イベント・コンテンツプロデュース事業、アーティストマネジメント事業、レーベル・ディストリビューション事業および「WWW」「WWW X」を運営するライブハウス事業などの事業ユニットを中心に、連結子会社コネクトプラスのファンクラブ事業、インフィニアのコンセプトカフェ事業等を加えて、各事業分野の成長施策の推進にあたっている。

メディア事業は、有料放送収入が減少したものの、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、番組収録などを予定通りに実施することができず、番組制作費やプロモーション費用が未消化となり、前年同期比で減収増益となった。レーベル・ディストリビューション事業においては、大型のパッケージ商品のリリースがあったことや、デジタル音楽配信売上が増加したことにより、前年同期比で増収増益となった。イベント・コンテンツプロデュース事業においては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、ライブイベントの延期や中止が相次いだことにより、イベント収益が減少したものの、映像制作売上が増加したことにより、前年同期比で増収増益となった。アーティストマネジメント事業においては、ライブイベントの延期や中止が相次いだことにより、前年同期比で減収となった。また、ライブハウス事業およびインフィニアのコンセプトカフェ事業においては、店舗の休業を実施したことなどにより、前年同期比で減収減益となった。

この結果、同セグメントの売上高は25億0,517万円と前年同期比9億5,785万円減(同27.7%減)となり、セグメント損益(経常損益)はセグメント損失(経常損失)9,264万円と前年同期比1億5,019万円減(前年同期はセグメント利益(経常利益)5,754万円)となった。

映像制作 セグメントは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、映像制作案件の収録の延期が相次いだことなどにより、売上高は1億7,090万円と前年同期比1億1,385万円減(同40.0%減)となり、セグメント損益(経常損益)についてはセグメント損失(経常損失)3,201万円と前年同期比3,633万円減(前年同期はセグメント利益(経常利益)432万円)となった。

2021年3月期の連結業績予想は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により同社の事業環境に大きな影響が及んでおり、現時点で新型コロナウイルス感染症の収束時期が見通せないため、業績予想について合理的に算定することが困難なことから未定とした。今後、業績予想の算定が可能となった段階で速やかに公表するとしている。