ソニー2020年4月〜6月期、音楽事業は営業利益9%減の349億円
ソニーは8月4日、2021年3月期第1四半期の連結業績(2020年4月1日〜2020年6月30日)を発表した。
2020年度1Q連結業績は、売上高および営業収入が前年同期比2%増の1兆9,689億円、営業利益が同1%減の2,284億円、税引前利益が同38%増の3,199億円、同社株主に帰属する四半期純利益が同53%増の2,333億円となった。
音楽分野の業績は、売上高が前年同期比12%減の1,771億円、営業利益が同9%減の349億円で大幅な減収減益となった。
売上高の要因は、コロナによる音楽制作及び音楽出版における減収、パッケージメディアの販売の減少、広告型ストリーミングサービスによる売上の減少、楽曲のライセンス収入の減少、日本の映像メディア・プラットフォームにおけるコロナによる減収、パッケージメディアの生産減少、ライブイベントの延期・中止の影響、そして有料会員制ストリーミングサービスによる売上の増加など。営業利益の要因は、減収の影響、Pledis株式の一部譲渡にともなう売却益(65億円)などとしている。
2020年度 連結業績見通しは、売上高および営業収入を前年同期比0%の8兆3,000億円、営業利益を同27%減の6,200億円、税引前利益を同14%減の6,850億円、同社株主に帰属する四半期純利益を同12%減の5,100億円と見込む。
音楽分野の見通しは、コロナの影響、音楽制作におけるパッケージメディアの販売減、映像メディア・プラットフォームにおけるライブイベントの延期・中止の影響、音楽出版における楽曲のライセンス収入の減少、そして有料会員制ストリーミングサービスによる売上の増加などにより、売上高を前年同期比7%減の7,900億円、営業利益を同9%減の1,300億円とした。