NexTone、2020年4月〜6月期は管理事業の売上拡大により増収
NexToneは8月7日、2021年3月期第1四半期の連結業績(2020年4月1日〜2020年6月30日)を発表した。
当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は前年同期比51.3%増の12億9,423万円、営業利益は同105.1%増の1億2,110万円、経常利益は1億2,104万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同78.3%増の8,258万円となった。
著作権等管理事業は、ストリーミング音楽配信市場の拡大と動画配信サービス市場の伸長に加えて、管理楽曲・取扱原盤の獲得が進み、著作権使用料徴収額およびデジタルコンテンツディストリビューション業務の売上が増加した。その結果、売上高は12億6,833万円、営業利益は2億7,141万円となった。当第1四半期連結累計期間における新型コロナウイルス感染症拡大による影響はほぼないとのこと。
キャスティング事業は、政府による新型コロナウイルス感染症拡大防止の要請や緊急事態宣言の発令を受けて、数多くのイベント・ライブ・コンサート等の開催が延期・中止されたことにより、同事業で取扱いを予定していたライブビューイング案件、ライブ協賛企画案件も実施の見送りを余儀なくされた。その結果、売上高は370万円、営業損失は740万円となった。
連結業績予想は、5月15日発表のものを据え置いた。新型コロナウイルス感染症の同社グループ事業への影響については、当連結会計年度中は影響が続くものと仮定しており、連結業績予想にその影響を織り込んでいる。キャスティング事業においては、ライブ・コンサート・イベントの自粛・延期・中止の影響が、また、著作権等管理事業においては、店舗営業自粛により「CD/映像ソフト」「業務用通信カラオケ」「CDレンタル」における著作権使用料徴収額が少なからず影響を受ける可能性がある。一方、音楽配信分野においては、巣ごもり需要もあり順調に推移しており、同社事業全体に対する影響は、ほぼないものと予測している。