フェイス、2020年4月〜6月期は営業利益が黒字化
フェイスは8月14日、2021年3月期第1四半期の連結業績(2020年4月1日〜2020年6月30日)を発表した。
同社グループの当第1四半期連結累計期間の業績は、主要な売上である既存配信サービス売上の減少および新型コロナウイルス感染防止のため店舗の営業を休止したことに伴いコンテンツ事業の売上は引き続き減少したが、ポイント事業、およびレーベル事業の売上が前年同期に比べ大きく増加したため、売上高は前年同期比16.7%増の53億3,200万円、営業利益は5億4,500万円(前年同期は営業損失5,400万円)、経常利益は6億2,400万円(前年同期は経常損失2,600万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3億7,400万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失9,300万円)となった。
コンテンツ事業は、キャリア公式サイトサービスの売上減少および新型コロナウイルスの感染拡大による店舗営業の休止に伴い、売上高が前年同期比19.9%減の7億4,300万円、営業損失が1億4,400万円(前年同期は営業損失165百万円)となった。
ポイント事業は、既存加盟店におけるポイント発行が大幅な増加となり、売上高が前年同期比52.9%増の10億5,200万円、営業利益が前年同期比245.4%増の1億1,800万円となった。
レーベル事業は、日本コロムビアにおいてアニメ作品、ゲーム作品関連の売上が前年同期に比べ増加したため、売上高が前年同期比19.7%増の35億3,700万円、営業利益が前年同期比656.8%増の5億7,100万円となった。
連結業績予想は、新型コロナウイルス感染症の拡大および長期化により未定としていたが、現時点において入手可能な情報に基づき、第2四半期および通期連結業績を開示した。そのなかで、新型コロナウイルスの感染拡大による店舗営業への影響、ライブイベントの延期・中止の影響およびリリースの延期などを見込んでおり、新型コロナウイルス感染症の影響は、当期中は収束せず、先行不透明な状況が続くものと予想している。
2021年3月通期は、売上高を前年同期比0.5%減の200億円、営業利益を同29.8%増の5億円、経常利益を同16.6%増の5億5000万円、親会社株主に帰属する当期純利益を1億円と見込む。