ZAIKO、100万米ドル(約1億530万円)の資金調達を実施
電子チケット販売プラットフォームを提供するZAIKOが、総額100万米ドル(約1億530万円)の資金調達の実施を発表した。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて多くのイベントが中止や延期となる中、ZAIKOは2020年3月にローンチした有料ライブ配信機能を通じて、およそ4ヶ月間で1,500本近くのライブ配信イベントを開催し、日本国内だけでなく世界30ヵ国以上のユーザーへのチケット販売を実現。
2020年7月時点で、ZAIKOでの配信チケット販売枚数はおよそ50万枚にものぼり、イベント事業者やアーティストを含む、エンターテインメント業界全体への支援に繋がったと同時に、ライブ事業における新たな可能性を生み出した。
新型コロナウイルスの収束後にはオンライン配信イベントのみならず、オフラインイベントへの需要回復が予想されることから、今回新たに調達した資金を活用し、双方に対するニーズへの的確なサービス向上を図っていくとのこと。
North Base Media 共同創設者 Sasa Vucinic氏 コメント
ZAIKOの革新的なサービスは、あらゆるアーティストやクリエーターが画面越しの視聴者に対して直接パフォーマンスを行うことを可能にし、パフォーマンスおよび収益化におけるあらゆる側面を完全にコントロールできるようにすることで、業界に新たなニッチ市場を創出したと考えています。実際に、ZAIKOは生のパフォーマンスと収録されたもののちょうど間に立つような新たなイベントの形を生み出しました。私たちは、ZAIKOがこのイノベーションをグローバルに展開し、他の市場にも拡大していくお手伝いができることを非常に楽しみにしています。
マネックスベンチャーズ 執行役員 中川 陽氏 コメント
日本のストリーミングイベントにおけるマーケットリーダーとしてZAIKOに注目しており、数日でビジネスモデルを転換し、短期間で黒字化させた彼らの能力に感銘を受けました。マネックスベンチャーズは、ZAIKOが企業としてのポテンシャルを十分に発揮できるよう支援していきたいと考えています。
ZAIKO 代表取締役 Malek Nasser氏 コメント
この度はNorth Base Media社、マネックスベンチャーズ株式会社といった素晴らしいパートナーとともに資金調達を完了することができ、非常に嬉しく思います。今後の彼らとのパートナーシップを通じて、現在のビジネスを更なる高みへと発展させることができると感じています。