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直近1年以内に楽器を始めた/再開した人の約5割がネット・テレビの見過ぎを楽器演奏で解消

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あなたがこの1年で演奏を始めた/再開した楽器の中で、最も演奏した頻度の多い楽器についてお選びください。n=1030

カシオ計算機は、電子楽器1号機を発売してから今年で40周年を迎えた。この楽器事業40周年に際し、2019年7月から2020年7月までの直近1年間で楽器を新たに始めた人、また再開した人を対象に、楽器演奏に関する意識調査を実施した(調査期間:2020年7月30日〜7月31日/調査対象者:楽器演奏を過去1年で新しく始めた、または1年以上のブランクを経て再開した15〜69歳の男女1,030人/調査委託先:マクロミル)。

この1年で楽器を始めた人の中で、演奏した頻度の高い楽器は、電子ピアノ、アコースティックギター、エレキギター、電子キーボード、アップライトピアノという順番になった。また、新たに楽器を開始した人と、再開した人の内訳は、新たに始めた人が約40%も占めた。

新型コロナウイルス感染拡大で外出自粛要請などの措置が取られた今年3月、4月にかけて楽器を始める人が増加した。3月・4月は、消費税率引き上げ前の駆け込み需要が発生した2019年9月の5.7%や、クリスマスや年末にかけて商戦期の2019年12月の7%よりも高いという結果になった(2020年3月=11.7%、2020年4月=13.3% n=1030)。

楽器を始めた理由で最も多かったのは「自分1人で楽しめそうだから」。他にも「以前から演奏を始めたかった・興味があった」という楽器への憧れから始める人や、「自由にできる時間が増えたから」「気分を変えたかったから」といった外出自粛期間中に、自分の時間を楽しむために始める人も多かったようだ。

あなたがこの1年の間に楽器を新しく始めた/再開した理由について、あてはまるものを全てお選びください。n=1030(複数回答可)

楽器を始めた人のなかでは男女共に40代の割合が高く、女性では30代が全体の約14%を占めた。「コロナの影響で外出する機会が減ったから楽器を始めた(30代女性)」というコメントもあり、普段は仕事や家事・育児などで忙しく、自分の時間が確保しずらい年代の方も、コロナ禍をきっかけに楽器を始める時間のゆとりが生まれたことがうかがえる。

1年以内に楽器を開始・再開した人の性別・年齢別の内訳 n=1030

楽器を始めることで良かった点は「気分転換になった」「自分一人で楽しめた」「上達していくことが楽しい」など自分一人で楽しめることに加えて、「家族と一緒に楽しめた」といった誰かと一緒に演奏する喜びも上位に挙がった。

あなたが楽器をこの1年の間に新しく始めて/再開して、良かったと思う点について、あてはまるものを全てお選びください。n=1030(複数回答可)

楽器を演奏する時間ができた代わりに減った時間は「テレビの視聴」をはじめ、「ネットサーフィン」「動画の視聴」「ゲーム」など、コロナ禍でさらに増えたと言われている娯楽が上位に入った。昨今では、飲食店やレジャーランドに行くという時間も減っている中、それらの時間を楽器の演奏に充てる人も多いようだ。

あなたが楽器の演奏を開始・再開した前後を比べると、掛ける時間が減った活動はどれですか?最もあてはまるものを1つお選びください。n=1030

楽器演奏を始めた人の中で「とても続けたい」と回答したのが全体の50.8%、「やや続けたい」と回答したのが35.8%という結果になった。継続したい理由として挙がったのは、「もっと演奏スキルを高めたいから」「1人で演奏を楽しむ時間を持ち続けたいから」という回答が多く、一度始めることで、さらなるモチベーションアップにつながる点や自分の自由な時間で続けられる点が継続の後押しとなっていることがうかがえる。

あなたは今後も楽器の演奏を続けたいと思いますか。n=1030

コロナ禍において、社会全体でリモートワークの広がりや自宅で過ごす時間が増えたことをきっかけに、これまで自分の時間が持ちにくかった世代の人が楽器を開始・再開している傾向が調査によって明らかになった。また、楽器を始めたことで、ネットやテレビに接する時間が減ったという声も多く聞かれた。

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