MPA、2020年度音楽著作権管理者養成講座がスタート
日本音楽出版社協会(MPA)は、2020年度の音楽著作権管理者養成講座を8月25日より開講した。
例年は、6月下旬から開講していたが、今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として、スクーリングとオンライン配信の併用による講義形態、スクーリングの定員数の限定(通常300名収容の会場に定員50名)、換気の徹底など実施形態を大幅に変更した。
開講に先立ち挨拶した稲葉 豊会長は、「開講以来、このようなコロナ禍において、リアルとリモートを合わせてやるのは初めての試みになります。MPAは1973年にそれまでの音楽出版社団体2つが合わさる形で設立され、現在343社に加盟いただいている、著作権を軸に音楽ビジネスに関わる様々な業態を貫く団体です。本講座が皆さんの日々の仕事のプラスとなるよう進めて参ります。」と述べた後、1時限目の講義「音楽出版(著作権)ビジネス概論」(稲葉豊氏・ユーズミュージック 代表取締役社長)では、日常的に著作権を起点に音楽ビジネスを広げ、または広げた音楽ビジネスを著作権という括りの中でマネタイズして業務に携わっている受講者に向け、著作権ビジネスの主要なフィールドである音楽業界の構造について講義が行われた。
2・3時限目の「音楽出版社の歴史(外国/日本)」(朝妻一郎氏・フジパシフィックミュージック 代表取締役会長/MPA顧問)では、国内外の音楽出版社の成り立ちについて講義が行われた。
なお、講座は、12月まで延べ17日間にわたって実施し、全講座終了後には、修了試験を行う予定となっている。