ticket boardのボードウォークが調査、回答者の50%が「配信ライブに2,000円以上支払える」
電子チケットサービス「ticket board」を運営するボードウォークは、音楽ファンの中でも好きなアーティストのライブに積極的に参加している生活者を「ファン活者」と定義し、コロナ禍の「ファン活者」の音楽に関わる消費行動の実態についてアンケート調査を実施した(調査対象:ticket board会員 473名、男女比:男性24%:女性76%、調査期間:2020年8月6日〜2020年8月16日の11日間)。
調査結果サマリー
- 今後使うイベントチケット代金(配信含む)は、43.9%が「変わらない」、28.8%が「増えそう」と回答
- 好きなアーティストの配信ライブ(リアルタイム視聴)へ支払える金額は、50%が「2,000円以上」と回答
- 新型コロナウイルスの影響で払い戻されたチケット代金は、22.5%が「有料ライブ配信」で消費と回答
- 自粛期間中に以前より頻度が増えた行動のトップは、55.4%で「アーティストによる無料動画配信」と回答
- 電子チケットにあるといいと思うサービスは、52%以上が「当日のライブ映像の見逃し視聴が無料・割引になる」と回答
- 有料ライブや動画配信であると良いと思う機能やサービスのトップは、63.3%で「見逃し配信」と回答
ファン活者の消費はコロナ禍でも変化なし
新型コロナウイルスの影響により音楽イベントの中止が相次ぎ、チケットの払い戻しなど発生しているが、8月時点でファン活での消費に変化があるかどうか調べたところ、「ほぼ例年と変わらない」、もしくは「例年以上の金額を使う」予定である人が多く、ファン活者はリアルライブから有料配信ライブへと移行して消費している。好きなアーティストの配信ライブについて、リアルタイム視聴の場合のチケット代は、「2,000〜3,000円」が21%、「3,000〜4,000円」が19%、「4,000円以上」が10%で、全体の50%が「2,000円以上支払う」と答えている。
自粛期間中は自宅でファン活継続
緊急事態宣言が出された自粛期間中、以前より頻度が上がった行動として、アーティストによる動画配信が54.4%、有料動画でも33.1%にのぼり、ファン活はライブ会場から場所を変えて自宅で楽しんでいることがわかる。また、動画配信で欲しいサービスでも「見逃し視聴」が63.3%を占めていることや、今後ライブチケットの主流となってくる“電子チケット”に欲しいサービスとして「見逃し視聴」が半数以上の52.8%となっていることから、ファン活者の「何度も見たい!」というファン心理が伺える。