コルグ、業界史上最高音質によるライブ配信システム「Live Extreme」の開発を発表
コルグは、インターネット動画配信システム「Live Extreme」を開発したことを発表した。
新型コロナ・ウィルスの感染拡大防止の観点から、コンサート会場に観客を集めるのではなく、インターネットを利用したライブ・ストリーミング配信を行うミュージシャンが増えつつある。しかし、従来の動画配信プラットフォームは映像が高解像度であっても、音声はAACなどで不可逆圧縮されている場合が多く、音質面で十分満足できるものではなかった。
コルグが新開発したインターネット動画配信システム「Live Extreme」は、これまで培ってきたオーディオ技術やインターネット・ストリーミング技術を活かし、最大4Kの高解像度映像とともに、高音質なロスレス・オーディオをはじめ、更に高品位なハイレゾ・オーディオ(最大PCM 384kHz/24bitおよびDSD 5.6MHz)をライブ配信できる世界初(サンプリング周波数96kHzを超えるハイレゾ・オーディオに対応した動画配信システムとして/コルグ調べ)のシステムとなる。
ユーザーはPCやスマートホン、タブレット、STB(セットトップボックス)に搭載されているウェブ・ブラウザを使い、インターネットを経由して、自宅にいながらコンサート会場で聴いているような臨場感のある高品質な音と映像を楽しむことができる。
コルグは今後、本システムを使った不特定多数へのライブ配信実証実験を順次開催していく予定だ。その第1弾となる配信イベントの概要は、近日中に発表となる。