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JASRAC、2020年9月の分配額は前年度同期比103%の295億円

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日本音楽著作権協会(JASRAC)

日本音楽著作権協会(JASRAC)は9月11日、作家・音楽出版社等の権利者に著作物使用料を分配した。2020年9月の分配額は、295億354万9,879円、前年度同期比103.0%となった。分配日程は、新型コロナウイルス感染症への対応の一環として、当初の予定から前倒ししている。

2020年9月の分配は、主に2020年1月から6月の使用料収入を反映したもの。以下のとおり、利用分野によって新型コロナウイルス感染拡大の影響が生じている。

利用分野別の状況(主なもの)

  • インタラクティブ配信
    サブスクリプションサービスや動画配信サービスの市場が拡大し、好調を維持していることなどから、前年度同期比で183.8%となりました。
  • 社交場カラオケ
    新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け店舗の休業が相次いだことから、前年度同期比で67.3%となりました。
  • オーディオディスク
    新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け製品の発売中止や延期があったことから、前年度同期比で46.3%となりました。

今回の分配対象楽曲数は、215万6,466曲。分配対象の権利者数は、音楽出版社を通じた分配を含めると、著作者6万7,790人、音楽出版社2,718社。このほか、120の外国団体を通じて29万8,334人の著作者、3万7,630社の音楽出版社にも使用料が分配される。