定額制音楽配信サービスに関する調査2020、直近1年間に利用した人は2割〜マイボイスコム調べ
インターネット調査を中心に提供している伊藤忠グループのリサーチ会社であるマイボイスコムは、6回目となる「定額制音楽配信サービス」に関するインターネット調査を2020年9月1日〜5日に実施し、10,169件の回答を集めた調査結果を発表した。
利用している音源・音楽コンテンツ
利用している音源・音楽コンテンツは(複数回答)、「動画共有サイト」が44.3%、「ラジオやテレビなどで流れる音楽」が39.4%、「CDを買う」が35.0%となっている。過去調査と比べて、「動画共有サイト」「定額制音楽配信サービス」は増加傾向、「CDをレンタルする」は減少傾向となった。
定額制音楽配信サービスの利用頻度
直近1年間に定額制音楽配信サービスを利用した人は2割、2017年以降増加傾向となった。「ほとんど毎日」は直近1年間利用者の2割弱、10・20代では4割弱となっている。
直近1年間に利用した定額制音楽配信サービス
直近1年間に定額制音楽配信サービスを利用した人に、利用したサービスを聞いたところ(複数回答)、「Prime Music(Amazon Music)」が35.9%、「YouTube Music Free」が28.3%、「Amazon Music Unlimited(Amazon Music)」が22.0%、「Spotify」が20.7%となっている。過去調査と比べて、「Spotify」が増加傾向となった。
定額制音楽配信サービス選定時の重視点
定額制音楽配信サービス選定時の重視点は(複数回答)、「月額料金」が直近1年間利用者の47.6%、「無料版・無料お試しの充実度」が34.7%、「好きなアーティストの楽曲の充実度」が30.1%、「楽曲の曲数」が28.2%。利用頻度が「ほとんど毎日」「週4〜5回」の層では、「月額料金」「楽曲の曲数」が上位2位となっている。
定額制音楽配信サービスを利用する機器
定額制音楽配信サービスを利用する機器は(複数回答)、「スマートフォン」が直近1年間利用者の66.6%、「パソコン」が47.2%、「タブレット端末」が18.2%。「スマートフォン」は女性や若年層で比率が高く、女性10〜40代では8〜9割みられる。「Amazon Music Unlimited」「Google Play Music」主利用者では、「スマートスピーカー」が2割前後と他の層より高くなっている。
定額制音楽配信サービスの利用意向
定額制音楽配信サービスの利用意向者は2割弱、2017年調査以降増加傾向となった。若年層で比率が高く、10・20代では4割強、30代では3割弱となっている。利用頻度が「ほとんど毎日」「週4〜5回」の層では各9割強、「週1回以下」の層では5〜6割、利用未経験者では約5%。非利用意向者は6割弱となっている。
定額制音楽配信サービスを利用したい理由、利用したくない理由(全6,223件)
「利用したい」
- 仕事中やプライベートでも音楽をかけているので、必要不可欠。どんな手段でも利用したい。(男性52歳)
- 一度使い始めると便利で手放せない。どの歌手もサブスク解禁してくれたらいいのにな。(女性40歳)
- 月額1000円で、新しい音楽に出会えるので、非常に便利。今までは、レコード店で視聴して購入を検討したりしていた音楽に簡単に出会える。(男性39歳)
「利用したくない」
- 定額支払ってたくさんの音楽を聴く時間はない。(男性31歳)
- CDで聞くのが好きだから。(CDを買って、アーティストに貢献したいから。)(女性39歳)
- 定額出すぐらいなら動画サイトかラジオで十分、聞きたいものだけ買えばいい。そんな感じ。(男性45歳)
「どちらともいえない」
- 月額料金に見合った曲の配信があるかどうか分からないので。(男性64歳)
- 自分の好きなアーティストの曲が取り扱われていないことが多いため。(女性35歳)
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