USEN-NEXT HOLDINGS、グループ全社員を対象に働き方の選択が可能な「Workers Location制度」を実施
USEN-NEXT HOLDINGSは、2018年6月より働き方改革推進の一環として、「Work Style Innovation(以下、WSI)」と名付けた人事プロジェクトを実施している。11月1日より、withコロナ時代における同社グループ社員の多様な働き方の実現や生産性の向上を目的とし、同社が取り組む「WSI」の新施策として「Workers Location制度」を実施する。
この制度は、同社グループの全社員を対象に、2通りの働き方を定義づけすることで、働く場所や環境にとらわれない自律的な働き方の実現を加速させる新たな取り組みだ。
具体的には、基本出社をして業務を行う社員を「Office Worker」、6割(週3日)以上在宅にて業務を行う社員を「Remote Worker」と定義。「Remote Worker」にはRemote Worker手当(1ヶ月5,000円)の支給を行い、通勤手当は実費精算となる。
「Remote Worker」は会社から指定される場合と、本人の希望により適用される場合がある。11月1日からはグループ全社員のうち、700名を超える社員(約15%)が「Remote Worker」となり新しい働き方をスタートする。
WSIでは、同社グループの「社員一人ひとりがイキイキとかっこよく働ける環境づくり」を目指し、様々な施策を実施している。2018年6月よりスーパーフレックスタイム制度、リモートワーク制度などを導入し、場所や時間にとらわれない仕事本位の自由な働き方を推奨している。スーパーフレックスタイム制度においては、コアタイム・フレキシブルタイムなどを設けず、成果を最大化するため始業終業時間は社員に委ねている。リモートワーク制度では、上長の承認を得ればいつでも誰でも社外での業務が可能となっている。2019年9月からは、グループ全社で正社員の定年を60歳から70歳まで延長し、社員がより長く安心して働くことができる環境を整えたという。
採用活動においても、同社グループ採用にて革新的なリクルーティングプログラム「GATE」を始動。新卒一括採用を廃止し通年採用にシフトすることで、内定者が自由に入社時期を決めることを可能にした。18歳以上であれば、在学中であっても正社員として働くことができる。また、2018年より地方学生の就職活動をサポートする目的でオンライン面接の導入を開始。withコロナ時代においても全ての選考プロセスをオンライン面接で実施するなど、学生が安心して就職活動に臨めるような取り組みを積極的に行っている。
同社は、グループ全社員における多種多様な価値観を尊重し、時代に合わせたよりフレキシブルな働き方を加速させることで、「必要とされる次へ。」のスローガンのもと、今後のさらなる成長に向け進化し続けられる組織の実現を目指すとしている。