アミューズ、2020年4月〜9月期は減収減益
アミューズは11月13日、2021年3月期第2四半期の連結業績(2020年4月1日〜2020年9月30日)を発表した。
同社グループの経営成績は、営業収入が前年同四半期比35.0%減の192億7,900万円、営業利益が同35.1%減の26億6,700万円、経常利益が同38.3%減の25億2,100万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同47.9%減の12億500万円となった。
新型コロナウイルス感染症拡大と全国に緊急事態宣言が発令されたことを受け、ライブイベントや舞台公演等の開催を自粛、それに伴いグッズ等の販売も減少したことにより、前年同四半期に比べ、イベント収入や商品売上が大幅に減少した。また、パッケージ販売やコマーシャル収入などは好調だったものの、出演収入に関しても大幅に減少したことなどにより減収減益となった。
イベント関連事業は、イベント収入や商品売上収入の減少などにより、営業収入78億7,000万円(前年同四半期比64.3%減)、セグメント利益2億2,700万円(前年同四半期比90.5%減)の減収減益となった。
音楽・映像事業は、レーベル収入(アルバムCD、シングルCD、ライブBD・DVD)の増加、ライブ・ビューイング・ジャパンの株式を追加取得し、前第3四半期連結会計期間末より同社を連結の範囲に含めたことにより、イベント興行の中継及び上映収入の増加、映像作品販売収入(映像パッケージ)の増加などで、営業収入91億300万円(前年同四半期比85.5%増)、セグメント利益18億2,700万円(前年同四半期比53.6%増)の増収増益となった。
出演・CM事業は、出演収入の減少により、営業収入23億500万円(前年同四半期比14.7%減)の減収となるも、コマーシャル収入の増加によりセグメント利益6億1,200万円(前年同四半期比19.9%増)の増益となった。
2021年3月期の通期連結業績予想は、これまで新型コロナウイルス感染症拡大による影響に関して不確実性が高いことから未定としていた。新型コロナウイルス感染症の収束時期は依然として見通せない状況であるが、第2四半期までの動向や、現時点において入手可能な情報を踏まえ、営業収入を前年同期比32.7%減の396億円、営業利益を同41.8%減の30億円、経常利益を同48.1%減の26億8,000万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同61.8%減の11億5,000万円を見込んでいる。