スペシャとFUGA、世界に向けた音楽配信事業を行う合弁会社設立へ

スペースシャワーネットワークは、オランダのグローバルデジタルミュージックディストリビューターFUGAとの間で、日本における音楽配信事業を共同運営する合弁会社の設立について合意し株主間契約を締結したことを発表した。

スペースシャワーが持つ日本国内の音楽業界に対する知見やネットワークを持つ人材と、FUGA社が持つ高いシステム開発力、最先端のデジタル機能および世界的なマーケティングネットワークを相互補完的に組み合わせ、アーティストの方々の魅力的な楽曲を日本はもとより世界へ発信し、その付加価値を高め、音楽配信事業を一層拡大発展させることを目的としたもの。

今後さらなる成長が見込まれる音楽配信市場において、日本発の真のグローバルディストリビューションの確立を目指すとともに、事業の拡大を図っていく。

スペースシャワーネットワーク 代表取締役社長 近藤正司氏コメント

近年のデジタル領域の展開のスピードにはすさまじいものがあります。一方でアーティストの創る音楽は、その手法は変わっても感性から生み出されるアナログな世界であることはこれからも変わりありません。

FUGA社は、先進的なテクノロジーと海外ネットワークを活用したマーケティングを武器にした成長著しいグローバルカンパニーでありながら、一貫してアーティストをリスペクトしサポートしていく姿勢に揺るぎがありません。私たちはその高い技術力に魅力を感じるとともに、その姿勢に大いに共感し、パートナーとして共に成長したいと考えました。

FUGA社のプラットフォームをベースに、当社の経験を加味し開発される日本人へのユーザービリティに特化したUI/UXの提供、新しいデジタルサービスや海外DSPへの迅速なデリバリー、直感的に操作できるアナリティクスなどを提供する予定です。また同時に、FUGA社の持つ海外ネットワークとの協業や国内マーケティングの強化を組織的に実施し、アーティスト作品への付加価値を最大限に創出していきます。

FUGA CEO Pieter van Rijn氏コメント

今回スペースシャワーと設立することになった本合弁会社は、世界展開を推し進める当社にとって、理想的な協業だと考えています。世界的にみて非常に重要な日本市場において、豊富な経験と専門性を有するスペースシャワーと組むことは、当社のクライアントレーベル楽曲にとっても大きな武器になると確信しています。

本合弁会社の概要（予定）

商号：株式会社SPACE SHOWER FUGA
本店所在地：東京都港区
代表者：代表取締役社長 佐藤晃一（予定）
事業内容：音楽デジタルディストリビューション事業
出資比率：スペースシャワー 51%／FUGA 49%
設立年月：2021年2月（予定）
サービス開始：2021年春（予定）