アミューズ、2020年4月〜12月期経常は37%減の37.7億円
アミューズは2月12日、2021年3月期第3四半期の連結業績(2020年4月1日〜2020年12月31日)を発表した。
同社グループの経営成績は営業収入305億5,000万円(前年同四半期比31.2%減)、営業利益40億2,700万円(前年同四半期比32.1%減)、経常利益37億7,900万円(前年同四半期比37.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益19億3,900万円(前年同四半期比45.6%減)となった。
新型コロナウイルス感染症拡大と4月より全国に緊急事態宣言が発令されたことを受け、ライブイベントや舞台公演等の開催を自粛、それに伴いグッズ等の販売も減少したことにより、前年同四半期に比べ、イベント収入や商品売上が大幅に減少した。また、パッケージ販売やコマーシャル収入などは好調だったものの、出演収入に関しましても大幅に減少したことなどにより減収減益となった。
営業収入は、イベント収入(大型コンサートツアー)の大幅な減少、商品売上収入(コンサート関連グッズ)の大幅な減少、出演収入が大幅に減少の大幅な減少などにより減収となった。営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益も減収要因により減益となった。
イベント関連事業は、イベント収入の減少、商品売上収入の減少などにより、営業収入130億3,500万円(前年同四半期比60.5%減)、セグメント利益3億2,900万円(前年同四半期比90.3%減)の減収減益となった。
音楽・映像事業は、レーベル収入(アルバムCD、シングルCD、ライブBD・DVD)の増加や、ライブ・ビューイング・ジャパンの株式を追加取得し、前第3四半期連結会計期間末より同社を連結の範囲に含めたことによるイベント興行の中継及び上映収入の増加、映像作品販売収入(映像パッケージ)が増加したことなどにより営業収入140億100万円(前年同四半期比88.2%増)、セグメント利益28億3,800万円(前年同四半期比61.2%増)となり、増収増益となった。
出演・CM事業は、出演収入の減少による減収とコマーシャル収入の増加による増益で、営業収入35億1,300万円(前年同四半期比11.8%減)、セグメント利益8億6,000万円(前年同四半期比12.5%増)となった。
通期の連結業績予想は、2020年11月13日に公表したものを据え置いた。