UUUMの誹謗中傷および攻撃的投稿対策、約8か月間で94件に対処し削除率は51%
UUUMは2月26日、インターネット上の誹謗中傷および攻撃的投稿からUUUM専属クリエイターを守るための「誹謗中傷および攻撃的投稿対策専門チーム」(以下、本チーム)に関して、2020年6月30日の設置から2021年2月までの約8か月間についての活動状況を報告した。
本チーム設置後の具体的対処数は、2020年6月30日~2021年2月25日約8か月間で94件(月平均11.7件)、本チームによる警告または通報によって削除された投稿の割合は削除率51%となった。
本チームは下記の体制強化を推進し、投稿者の特性把握やパターン類型等ノウハウ蓄積により、実効性を高めるべく対処を進めている。
- プラットフォームへの迅速な通報対応
- 警察との連携を強化
- 匿名アカウントによる誹謗中傷に対する初動対応
- 権利侵害に加え、悪質な罵詈雑言についても対応
- 一般の方々からの情報について専用通報窓口を設置
また、全専属クリエイター向けの定期コンプライアンス研修時に、誹謗中傷および攻撃的投稿への対処に関する研修を実施し、初動対応の迅速化につなげている。
誹謗中傷等投稿の中で悪質なものに対して法的措置(発信者情報開示請求等)を含む断固とした対応を進めるとともに、初動対応(警告)を積極的に行い、Twitter・Instagramに加え、YouTubeのコメント欄についても対象とし、体制をより強化。
一方で、同社は、SNS等での表現、発信を通じて個人が活躍できるようサポートする立場からも、すべての人が、安心して自由な表現、発信を行えるような健全なSNS環境づくりに貢献するため、誹謗中傷等の防止や啓蒙の観点でも対応を進めている。
本チームが対処する誹謗中傷および攻撃的投稿のうち、投稿者に加害意識が強くはなかったケース(軽い気持ちで投稿されたケース)も一定数あると認識しており、本チームの初動対応が、投稿者の意識を変える契機になり得るとしている。
なお、UUUMクリエイターが誹謗中傷等の加害側となってしまうことを防止するための教育・指導も強化。今後、ソーシャルメディア利用環境整備機構(SMAJ)の広報ワーキンググループにも参加し、誹謗中傷等防止の啓蒙にも取り組むとのこと。