シンクパワー、歌詞のトピックを可視化して新たな曲との出会いや発見を楽しめるツール「Lyric Jumper」が洋楽に対応
シンクパワーは3月1日、産業技術総合研究所(以下「産総研」)との共同研究により、歌詞のトピックを可視化して、膨大な曲の歌詞の中から興味のある歌詞を見つけることができる歌詞探索ツール「Lyric Jumper」の洋楽版をリリースした。
2017年2月にリリースした邦楽版(日本語歌詞版)は好評を得るとともに洋楽への対応を希望する声が多くあったため、今回、邦楽版同様に産総研 人間情報インタラクション研究部門 後藤 真孝首席研究員、佃 洸摂 主任研究員、石田 啓介 テクニカルスタッフらが技術開発した洋楽版(英語歌詞版)をリリースする運びとなった。
洋楽版では「プチリリ」で配信している約46万件の洋楽(英語)歌詞データを産総研が開発した歌詞トピック解析技術で自動解析・分類をし、「Let’s Dance」「Love Dreams」「Get Free」「Changing」など、できるだけ象徴的な英語表現で全10個のトピック名を付けた。例えば、「Love Dreams」のトピックに自動分類された楽曲の歌詞は、「love」「dream」「heart」「night」などの単語が含まれる傾向があり、歌詞の内容を参照するとその特徴的な歌詞フレーズが強調されて表示される。
また、この「Love Dreams」に分類された曲の中から、トピックの構成比率が似た曲を一覧表示するため、同傾向の曲にダイレクトに飛ぶこともできる。自分が良く知っている洋楽曲を起点として同じトピックに分類される関連の深い曲に出会ったり、アーティストの歌詞の傾向や意外さを俯瞰したりできるので、邦楽中心の音楽リスナーはもちろんのこと、洋楽のコアファンも新たな曲との出会いや発見を楽しめるツールとなっている。